本資料は、第120回調整力および需給バランス評価に関する委員会において、供給信頼度評価の課題整理を目的としている。特に、地内系統の混雑を考慮した供給信頼度評価についての進捗状況が報告されている。
本日の議論では、第113回委員会で提起された地内系統混雑を考慮した供給信頼度評価について、以下の項目が整理された。
| 検討事項 | 現状の取扱い |
|---|---|
| ① EUEによる需給バランス評価の細分化 | 月前半後半の考え方を元に算定。ツール改修が必要。 |
| ② EUE算定向け計画外停止率の見直し | 2019年度から2021年度の実績を適用中。 |
| ③ 年間計画停止可能量の考え方の整理 | 計画停止量は1.9ヵ月で据え置き、状況を注視。 |
| ④ 地内系統混雑を考慮した評価の整理 | PLEXOSツールを使用し、混雑影響の計算を進行中。 |
| ⑤ 予備率とEUEの関係の整理 | 東京・九州エリアはEUEが基準を超えているが、予備率には余裕あり。 |
地内系統混雑を考慮した供給信頼度評価手法の確立が求められている。具体的な着目点は次の通りである。
効率的な電源・需要立地の促進
系統増強の取り組み
系統混雑への対策として、以下の方法が考えられている。
これにより、供給信頼度基準を満たすための特定地点での追加調達必要量の把握が可能になると考えられている。
地内系統混雑の進展により供給信頼度が低下するリスクがある。具体的な影響は次の通りである。
本委員会および関連組織と連携し、今後の検討を進めていく方針である。
供給信頼度評価には、以下の要素が含まれている。
地内系統混雑の模擬
必要供給力の算定
停電量の算定に関する課題として、PLEXOSモデルにおける検討状況を報告する。エリア間応援ロジック、揚水モデル、需要変動の影響について分析が行われている。
| エリア | 不足量 [MWh] | H3需要 [MW] | 不足量÷H3需要 [MW/MW] |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 49 | 13,605 | 0.0036 |
| 東北 | 193 | 53,611 | 0.0036 |
| 東京 | - | 15,170 | - |
| 中部 | 1,016 | 24,840 | 0.0409 |
| 北陸 | 210 | 5,130 | 0.0409 |
| 関西 | 1,119 | 27,350 | 0.0409 |
| 中国 | 427 | 10,438 | 0.0409 |
| 四国 | 201 | 4,920 | 0.0409 |
| 九州 | - | 15,170 | - |
※ 数値は試算条件に基づくものであり、四捨五入の影響により融通前後の需給バランスが一致しない場合がある。
| 検討項目 | 検討の方向性 | 現在の進捗 |
|---|---|---|
| エリア間応援ロジック | 全エリア不足率一定ロジックの実現 | |
| 需要 | 過去の需要実績の平均とH3需要想定に基づく設定 | |
| 需要変動気温影響 | エリア間の相関関係を考慮してランダム決定 | |
| 供給 | 各月各エリア単位で供給力を設定 | |
| その他 | 各種出力変動に関する設定 | PLEXOS標準機能で模擬可能 |
今後の研究や開発が必要であり、地内系統混雑を考慮した供給信頼度評価モデルの構築が重要である。
本資料では、供給信頼度評価における地内系統混雑の影響や、その評価手法の必要性等について整理した。今後は、PLEXOSを用いた評価モデルの構築を進め、供給信頼度の確保に向けた具体的な対策を検討していくことが重要である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「供給信頼度評価の課題整理について:地内系統混雑を考慮した供給信頼度評価(報告)」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/chousei_jukyu/index.html)をもとに当社作成
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