本資料は、需給調整市場システムおよび広域需給調整システムの拡張性と柔軟性に関するものであり、2018年3月30日に開催された第2回需給調整市場検討小委員会において発表された。資料は、今後のシステム開発や運用における具体的な提言および検討項目を含んでいる。
本資料における重要な論点は以下の通りである。
需給調整市場システム(調達)に関する拡張性・柔軟性の提案は以下の通りである。
モジュール追加・変更
予備領域確保
機能ロック
これらの方法により、システム拡張時にはデータ整合性チェック等の試験が必要であるため、対応には一定の期間がかかる。
以下の表は、2020+X年に向けた需給調整市場システムの対応案である。
| 対応分類 | 項目 | 2021年度で必要な仕様 | 将来の検討事項例 |
|---|---|---|---|
| ①モジュール追加・変更 | 約定方式 | マルチプライス | シングルプライス |
| ①モジュール追加・変更 | 約定処理 | ΔkW価値の高い商品から逐次最適化 | 組合せ最適化 |
| ①モジュール追加・変更 | データ出力 | 入札結果および約定結果 | 必要により追加 |
| ①モジュール追加・変更 | メリットオーダー計算 | ΔkW価格 | ΔkW価格 kWh価格 |
| ②予備領域確保 | 商品区分 | 10区分予備領域として更に10区分 | 20区分 |
| ③機能ロック | ー | ー | ー |
広域需給調整システム(運用)においても、需給調整市場システム同様の方法を用いて拡張性・柔軟性を確保する提案がなされている。
以下の表は、2020年度に向けた広域需給調整システムの対応案を示す。
| 対応分類 | 項目 | 2020年度で必要な仕様 | 将来の検討事項例 |
|---|---|---|---|
| ①モジュール追加・変更 | 対象商品の範囲 | ー | 二次調整力① (将来の検討結果により拡大する場合) |
| ①モジュール追加・変更 | 低速枠発動支援機能 | 実装しない | 実装する(2021年から) |
| ③機能ロック | 対象商品の範囲 | 三次調整力①1 (15分応動まで活用) | 二次調整力②三次調整力①1 (5分周期で演算5分応動まで活用) |
需給調整市場における商品設計は、以下の要件を基に進められている。
| 一次調整力 | 二次調整力② | 三次調整力① | 三次調整力②低速 | |
|---|---|---|---|---|
| 指令制御 | オンライン | オンライン | 指令制御 | 指令制御 |
| 発動までの応動時間 | 10秒以内 | 240秒以内 | 5分以内 | 1時間以内 |
| 継続時間 | 240秒以上 | 15分以上 | 711時間以上 | 3時間程度 |
本資料では、需給調整市場システムおよび広域需給調整システムの拡張性・柔軟性に関する提案と今後の対応案について述べた。需給調整市場の効率化を図るためには、システムの設計に柔軟性を持たせることが重要である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「需給調整市場システム(調達)・広域需給調整システム(運用)の拡張性・柔軟性について」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/chouseiryoku/index.html#jukyuchousei)をもとに当社作成
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