本資料は、同時市場の在り方に関する検討会における第1フェーズの技術研究の進め方を報告するものである。主に日本における同時市場システムの実現可能性について検討を行う。
以下の項目について議論が行われる予定である。
同時市場システムの実現に向けて以下の実施事項が決定されている。
今後のフェーズは以下のように切り分けられている。
| フェーズ | 目的 |
|---|---|
| 第1フェーズ | 業務設計及び調査研究 |
| 第2フェーズ | 要件定義 |
| 第3フェーズ | システム開発 |
| 第4フェーズ | 事業連携・最終準備 |
| 第5フェーズ | 導入 |
技術研究は以下の方法で進められる。
技術研究の進捗に関するスケジュールは以下の通りである。
| 月 | 実施内容 |
|---|---|
| 6月 | 海外ISO調査 |
| 7月〜1月 | 事業者ヒアリング及びモデルケース調査 |
| 2〜3月 | 調査結果報告及びシミュレーション結果報告 |
同時市場システムと次期中給システムの連携に関する検討が行われており、両者の機能の差異や制度・設備の制約を考慮する必要がある。
研究は以下のステップで進められる。
| 区分 | 同時市場システム | 次期中給システム |
|---|---|---|
| 市場基盤システム | 具備される | 具備されていない |
| kW調達コストの考慮 | 考慮する | 考慮しない |
| 価格弾力性の考慮 | 考慮する | 考慮しない(TSO需要で固定) |
以下の点が考慮される。
同時市場システム特有の機能の開発ハードルが想定されており、海外ISOの検討状況も考慮して研究テーマに取り上げるかを検討中である。
海外ISO/RTOでは同時最適化に関する市場システム導入に以下の項目が検討されている。
| 北米ISO/RTO | 同時最適化に係る市場システム導入の主な検討内容 |
|---|---|
| CAISO | SCUC最適化エンジン、混雑管理限界価格設定、入札情報など |
| PJM | SCUC最適化エンジン、段階的導入、入札情報、多様な制約条件など |
| ERCOT | SCUC、RTC最適化エンジン、限界価格設定、入札情報など |
各組織の導入タイミングにはばらつきがあるが、検討項目は類似した内容となっている。
研究におけるモデルケースの設定方針は以下の通りである。
電力系統の観点では、PJM、CAISO、ERCOTのいずれも日本と類似性が高いと考えられる。
| 項目 | 日本 | PJM | CAISO | ERCOT |
|---|---|---|---|---|
| 系統規模 | 150GW | 150GW | 50GW | 80GW |
| 年間取引電力量 | 273TWh | 790TWh | 242TWh | 480TWh |
| 市場参入事業者数 | 234社 | 約200社 | 約100社 | 約200社 |
ERCOTが相対的に明瞭性が高く、日本のシステムとの差分を把握するのに適したモデルケースであることが確認された。これを基に技術研究を進める計画である。さらに、同時市場システムの実現を目指し、必要なデータやシステムの完成度を向上させることを目指す。また、月次で進捗状況を報告し、遅延のない進行を図る。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「第24回同時市場の在り方等に関する検討会:第1フェーズにおける技術研究の進め方」(経済産業省)(https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/doji_shijo_kento/index.html)をもとに当社作成
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