この回のダイジェスト
第38回では調整力の週間調達量削減案、一次の商品拡充案、混雑時のΔkW対応、KJC運用状況が示された。
この回で示されたこと
- 一次~三次①は、週間断面で一次・二次①を3σ相当、二次②・三次①と複合必要量を1σ相当調達し、不足のおそれがある場合は複合必要量の3σ相当との差を前日に三次②と一括追加調達する案である。具体的な閾値や実務手順は引き続き検討する。資料1
- 三次②は、前日に3σ相当を調達して余力を時間前市場へ供出する案①と、1σ相当を調達して不足時に時間前市場で追加する案②が提示された。いずれも決定には至っていない。資料1
- 一次調整力に、応動時間を30秒以内とするスカウティング枠を設け、DSR(環境負荷の大きい自家発DSRを除く)、蓄電池、1MW未満の発電機を対象に、オフライン枠(領域3)で導入する案である。調達上限は当面、一次単独必要量の4%とする。資料2
- 一次のみのリソースに、実需給5分前平均値を用いる追加基準値を選択肢として加える案である。アセスメントⅠでは同平均値の30分平均、Ⅱでは同平均値を用いる。資料2
- 系統混雑で発動できない約定ΔkWの対価を支払わず、代替ΔkW費用を一般送配電事業者が負担する案Cが、第75回制度検討作業部会で望ましい案として示された。現行日程では前日17時頃に混雑を確認し、対象ΔkWをリリースしてGCまでに非混雑系統で代替確保する整理である。資料3
- KJCは2023年3月6~12日の5分間隔試験で全項目を「良」と判定し、3月12日に本運用を開始した。二次①の広域LFCは2025年度から改修完了エリアごとに試験を始め、2026年度にTSO8社で順次運開、広域調達は2027年度開始を目指す。資料4
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
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調整力必要量の考え方について(調整力の効率的な調達)
- 2024年度以降の一次~三次①は、予見性の違いに応じて週間調達量を減らし、不足時に追加調達する案が示されたが、実務手順や低減効果は未確定である。 - 案では一次・二次①を3σ相当、二次②・三次①と複合必要量を1σ相当とし、前日追加分は三次②必要量に加えて一括調達する。 - 追加調達の判断に広域予備率を使う方向だが、具体的な閾値は今後提示される。 - 三次②は「3σ調達後に余力を時間前市場へ供出」と「1σ調達後に不足分を時間前市場で追加調達」の二案を検討し、2023年度の必要量への早期反映を目指す。
- 2
一次調整力におけるスカウティング枠導入ならびに基準値設定方法の追加について
- 一次の応札不足予防と調達コスト低減に向け、応動時間を30秒以内とするスカウティング枠の導入検討を進める提案である。 - スカウティング枠はDSR・蓄電池・1MW未満の発電機を対象に、平常時対応のオフライン枠で扱い、当面の上限を一次単独必要量の4%とする案である。 - 実需給の5分前平均値を用いる追加基準値は、アセスメントと精算が可能と見込まれる一次のみのリソースに導入する提案である。 - いずれも導入決定ではなく、システム・実務・規程の対応を続け、開始時期は改めて示すとしている。
- 3
系統混雑を考慮した調整力確保の考え方について:<実務面を踏まえたΔKW確保の在り方>
- 混雑で発動できない約定ΔkWの対価を支払わず、代替ΔkW費用を一般送配電事業者が負担する案Cが、作業部会で望ましい案として提示されたが、実務や適用時期は未確定である。 - 現行フローでは、TSOは前日17時頃に混雑とΔkW発動制限を予見し、混雑系統のΔkWをリリースしたうえで、GCまでに非混雑系統で代替確保する。 - リリースΔkWの時間前市場への入札可否は未決であり、混雑増加による費用と需給調整市場への入札意欲への影響を踏まえ、国と検討を続ける。 - 将来策としてΔkW確保エリアの細分化と、ΔkWも送電容量制約に含める混雑処理が挙げられ、フェーズ2を念頭に海外事例も含め検討を深める。
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広域需給調整システムの開発状況
- KJCは二次調整力②向けの5分間隔試験を全項目「良」と判定し、2023年3月12日に本運用を開始した。 - 3月末までの周波数実績は、北海道を除き±0.1Hz滞在率が15分間隔時より低下したが、有意差は現時点で確認されず、継続分析する。 - 二次調整力①の広域LFCは既設中給を改修し、2025年度から試験、2026年度に北海道・沖縄を除く8社で順次運開を目指す。 - 二次調整力②の広域調達は2024年4月、二次調整力①は2027年度の開始予定である。
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需給調整市場検討小委員会
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