この回のダイジェスト
三次①のGF影響除去案と簡易指令接続、一次~二次②・二次①広域運用の検討状況が示された。
この回で示されたこと
- 三次①でGFとEDCが同時に作用する対象リソースについて、EDC指令値の変更時を平均対象から除く10分移動平均でGF影響を除去する案が示され、一般送配電事業者への周知と取引規程への詳細記載が提案された。資料1
- 簡易指令システムの需給調整市場での現実的な適用範囲は三次①までと整理された。2020年度実証後、2021年1月末を目途に中給システムとの対向試験を開始し、エリア別に順次試験する計画である。資料2
- 中給接続後の三次①実績データは対象時間終了から3分以内に送信し、通信不調時はAC事業者が前値保持等で補完する案である。TSOの保有計器との照合で一定閾値を超える乖離があれば、不適合措置を取引規程に定める方針が示された。資料2
- 一次~二次②は2024年度の開設を目指し、課題検討を2021年度中に終える計画である。一次は2024年度に市場取引を開始する方針だが、広域調達の可否は未決定であり、2022~2023年度に電源Ⅰ-a公募から一次を切り出す公募は行わない整理である。資料3
- 二次調整力①の現状活用案は、8エリアのシミュレーションで平常時の周波数品質に課題がなく、kWhコストを平均約100万円/日低減した。広域運用は2026年度から実現可能とされた一方、広域調達の可否・開始時期は引き続き検討する。資料4
- 二次調整力①の仕様統一案は、2020年度からシミュレーションを行い、周波数品質や費用対効果、設備混在期間の課題を確認する段階である。実現可否や詳細仕様、工程は未確定である。資料4
前回からの変化
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
- 1
GF影響を除くことによる三次調整力①のアセスメントⅡの実施方法について(同一のリソースが複数の指令信号を受信した場合のアセスメント)
- 三次①を落札し、EDCに加えてGFも応動する一方、LFCを使用しないリソースを対象とする評価方法の提案である。 - GF影響の除去には10分移動平均を用いるが、EDC指令値の変更時点を平均対象から除き、同一指令値の期間内で算出する。 - 実機データの検証では、この方法で指令変更時の許容範囲逸脱を回避できた。大規模電源脱落など特殊なGF応動は対象外とする場合がある。 - 方法の詳細を三次①の取引規程に定めることが提案されており、LFC使用時の評価方法は継続検討である。
- 2
簡易指令システムと中給システムとの接続について
- 簡易指令システムの需給調整市場での現実的な適用範囲は、伝送遅延と上りデータ処理の制約から三次調整力①までとする整理である。 - 中給システム接続後は指令を自動送信し、約定開始時に指令値がゼロの場合もゼロ指令を送る;接続までの暫定期間は実績データ等を翌営業日までにメール提出する。 - 三次①の実績データは対象時間終了から3分以内に送信し、一部リソースの通信不調時はACがデータを補完して期限内に提出する;TSOは計器値との乖離を審査する。 - 接続試験は2021年2月以降にエリアごとに順次行う予定であり、ACシステムにもERABサイバーセキュリティガイドラインVer2.0の遵守が必要である。
- 3
需給調整市場(一次調整力から二次調整力②)の開設に向けた論点整理および今後の進め方について
- 需給調整市場は三次②を2021年度、三次①を2022年度、一次~二次②を2024年度に開設する計画である。一次~二次②の課題は準備期間を考慮し2021年度中に検討を終える。 - 一次は2024年度に市場取引を開始するが、広域調達の可否は未決定である。2022~2023年度は電源Ⅰ-a公募から一次を切り出す公募を行わない。 - 一次~三次①の必要量算定の考え方を整理した一方、エリア間の試算差を踏まえ、データ蓄積後に見直す可能性を残す。 - 商品設計、審査・ペナルティ、連系線容量、中給システム改修などが残課題であり、三次①は2020年度上期、三次②は2020年度中、一次~二次②は2021年度中の検討を予定する。
- 4
二次調整力①広域運用の検討状況について
- 現行の中給システムを活用する二次調整力①の広域運用は、平常時の周波数品質に課題がなく、LFC動作量も低減するとの試算から実現可能と評価された。これはシミュレーション結果に基づく評価である。 - 簡易メリットオーダーを含むkWhコスト低減額は8エリア合計で平均約100万円/日と試算されたが、連系線空容量は未考慮であり、事故時のエリア別LFC余力確保も検討課題である。 - 現状活用案の広域運用開始は2026年度から実現可能とされ、具体的な運用方法や広域調達の課題を整理した後、改修・試験運用・エリア拡大へ進む計画である。 - 中給システムを抜本改修する仕様統一案は、2020年度から影響シミュレーションを行う段階であり、実現可否と開始時期は未確定である。
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調整力の細分化及び広域調達の技術的検討に関する作業会
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