この回のダイジェスト
収入見通しを審査結果案どおり整理し、申請額を10社平均で年4兆6,836億円と確認した。
この回で示されたこと
- 第1規制期間(2023~2027年度)の10社の収入見通しは、年平均4兆6,836億円、現行原価比4.5%増と確認した。査定額は規制期間合計5,169億円(年平均約1,034億円)であり、審査結果を電力・ガス取引監視等委員会に報告する方針である。資料1資料11
- 事業計画はおおむね適切とされたが、北海道電力ネットワークには停電・接続・計量等の再発防止策や協議結果の追記、北陸電力送配電には再エネ接続の回答実績件数の修正を求めることが適当とされた。資料1資料11
- 消費者庁の追加説明要求に対し、各社別のコスト増加要因や工種別分析を資料に加え、費用影響の大きい項目を今後のモニタリングでも分析する方針を示した。他業種・地場産業との比較は比較可能性などの課題から中長期の検討事項とした。資料1資料9
- 東北・北陸・中国・四国・沖縄の料金申請資料では、2023~2025年度に原価へ織り込む効率化額として、東北年平均311億円、北陸計497億円、中国年平均635億円、四国年平均約220億円、沖縄年平均約136億円が示された。これらは各社の申告・計画である。資料5資料8資料3資料2資料6
- 規制料金審査の比較軸として、燃料費調整上限がない場合の試算や、費用配賦・購入電源費の算定方法が提示された。上限なし試算では標準モデルで東北・北陸の申請額が約3%・約13%高く、中国・四国・沖縄は約3%・ほぼ0%・約1%低いが、査定や理由確認の結論は示されていない。資料12資料13
- 効率化査定について、資材・役務調達等の削減率の根拠、競争入札比率が低い理由、新規調達先開拓、関係会社への効率化反映などが検討論点として示された。経営効率化の定量比較は対象費用・期間をそろえた実績値が必要との意見を受け、次回以降に審査を深めることとなった。資料1資料14
前回からの変化
- 前回は収入見通しの査定方針を示していたが、今回は10社の12月申請額を審査し、再算定に問題がないと確認した。年平均4兆6,836億円、現行原価比4.5%増、年平均約1,034億円の減額査定という審査結果が示された。資料1資料11
- 前回示された配電工事単価分析の対象が広がり、2017~2021年度の各社の増減率や上昇要因が整理された。今後の効率化・モニタリングで2023年度以降を検討する方針も示された。資料9
- 前回は効率化の継続監視を今後検討するとしていたが、今回は各社の計画額や競争発注の実態を踏まえ、対象費用・期間をそろえた実績による横比較を行う必要性が委員から示され、次回以降の議題となった。資料1資料14
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
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- 四国電力は、2023~2025年度の料金原価に既存の効率化成果を反映し、西条1号機更新で年平均約140億円、DX・調達強化など追加施策で約80億円の効率化を見込む。 - 2021年度までに前回認可原価から一体会社ベースで累計743億円を深掘りし、従業員数は2011年度比19%減、人件費は30%減となった。 - 西条1号機は出力50万kW・発電効率43%以上のUSC機として2023年6月の運転開始を目指して工事中で、下水汚泥固形燃料化物の混焼は2025年10月開始予定である。 - DX、資材調達、働き方改革を推進中であり、需給計画AIシステムは運用開始済み、その他のAI点検・予測施策は検討・実証段階を含む。
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- 東北電力は2023~2025年度の料金原価に年平均311億円、計1,159億円の効率化を織り込み、申請原価を抑制した。これは着手済み848億円と今後の取り組み311億円で構成される。 - 前回改定時の効率化織り込み年1,139億円に対し、2021年度までの効率化実績は1,752億円であった。 - 主な施策は、高効率火力の稼働、燃料調達・需給運用の改善、定期検査間隔の延長、人員効率化、調達改革である。上越火力1号は2022年12月に営業運転を開始し、熱効率63%以上を達成した。 - 調達改革第Ⅳ期は2025年5月までに第Ⅲ期水準から60億円程度の追加低減を目指す。燃料価格の不透明さを踏まえつつ、安全確保と安定供給を前提に効率化を続ける方針である。
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経営効率化への取り組みについての補足説明資料
- 中国電力は燃料・市場価格高騰で2022年度に過去最大の赤字を見込み、2021年度は減配、2022年度は無配とした。過去の効率化継続だけでは収支を維持できない状況である。 - 2023~2025年度の新料金には、経営効率化635億円(3か年平均)を反映し、うち燃料費・他社購入電力料は393億円である。 - 設備投資・費用は目標360億円以上に対し422億円の低減効果を織り込んだ。調達コスト低減187億円のうち、物価上昇分を除く109億円を申請原価に反映した。 - 調達環境は物価上昇、人手不足、円安で厳しいとの試算・認識を示し、上流購買、VE発注、電子化、燃料・電力調達の改善を今後進める方針である。
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消費者庁提出資料についての料金制度専門会合としての考え方(案)
- 消費者庁の追加意見を受けた料金制度専門会合の考え方(案)であり、他社の2017~2021年度配電工事単価では東京電力PGのような大幅上昇は確認されなかったとする一方、上昇率は事業者により異なった。 - 各社の収入見通しには効率化額2,812億円が織り込まれ、申請検証では7月提出分からさらに減額査定したと説明する。第一規制期間中の効率化・費用を監視する枠組みは今後検討する。 - 電気工事職の有効求人倍率は2017年度平均2.80倍から2021年度平均3.31倍へ上昇し、担い手不足を課題と整理した。価格転嫁状況は27業種中21位であり、自主行動計画策定等を促す考えである。 - 固定費配分は第二規制期間に向けて検討し、発電側課金や廃炉円滑化負担金等の説明、消費者向け説明会のあり方も引き続き検討する。
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「消費者委員会公共料金等専門調査会意見についての料金制度専門会合としての考え方」に対してさらに説明を求めたいこと
- 2022年12月7日の専門会合の説明では疑問が解消されていないとして、資料は追加検証・説明を求めている段階である。 - 全事業者の工事費・効率化成果の分析と、配電工事の発注で実質的な競争が確保されているかの独立検証を求める。 - 次世代スマートメーター等の投資精査、消費者負担の明示、下請け賃金の実態把握を課題として挙げる。 - モニタリング体制の中立性・専門性強化、公開説明会などによる消費者理解と幅広い意見収集を求める。
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収入の見通しに関する承認申請の審査について:第29回 料金制度専門会合 事務局提出資料
- 一般送配電事業者10社の第1規制期間(2023~2027年度)の申請額は年平均4兆6,836億円、現行原価比+4.5%であり、審査では再算定に問題がないと確認された。 - 7月提出額から規制期間合計5,169億円を査定し、増加分の約35%を圧縮した一方、確定済みの最終保障供給実績633億円を追加算入した。 - 事業計画はおおむね適切に修正されたが、北海道電力ネットワークと北陸電力送配電には追加修正を求めることが適当とされた。 - 審査結果は監視等委員会へ報告する方針であり、資料時点では経済産業大臣の承認決定には至っていない。
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料金制度専門会合
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