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電力広域的運営推進委員会 ・ 将来の運用容量等の在り方に関する作業会

第4回 将来の運用容量等の在り方に関する作業会

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この回のダイジェスト

負荷制限を用いた連系線容量拡大の試算と、限界潮流・系統特性定数の検討方針が示された。

この回で示されたこと

  • 同期・電圧安定性・周波数維持の限界潮流とフリンジ算出には複数の方法があり、合理的な算出方法を整理した後、フリンジ超過への対応を検討する方針が示された。資料1
  • 中部関西間連系線(中部向き)は、平日夜間の一部で20~50万kW、年間約1,300コマの拡大が技術的に可能との試算が示された。月別に平日2断面・休日1断面で管理する案であり、実施は未決定である。資料2
  • 緊急時の負荷制限を供給力確保と経済取引に資する手段とし、N-2故障で連鎖的な発電機停止や系統分離に至らない範囲を検討対象とする案が示された。N-3以上の故障に備える負荷制限量は控除する考えである。資料4
  • 中国九州間連系線(九州向き)は、運用容量の48点化を2024年6月に実施済みである。59.1Hz負荷側UFRの負荷制限量を織り込む試算では10~60万kW程度の拡大が見込まれ、デジタル型UFRの設置等を進めて2026年度頃の実現を目指す。資料3
  • 系統特性定数は緊急時・作業時・平常時の足元の運用で必要と整理された。将来の固定カーブの扱いは未決定であり、シミュレーション環境を実態に即して更新したうえで、定数の管理方法と必要性を再検討する方針である。資料5

前回からの変化

  • 負荷制限を用いた容量拡大について、前回は中部関西間・中国九州間の具体的な拡大量が未確定だったが、今回は中部関西間で20~50万kW、中国九州間で10~60万kW程度の技術的な拡大見込みが示された。資料2資料3
  • 中国九州間(九州向き)は、前回の「負荷制限を織り込まず、運用容量0~45万kW」との整理から進み、2024年6月に運用容量を48点化し、59.1Hz負荷側UFRの負荷制限量を織り込む段階的な拡大策と、2026年度頃の実現目標が示された。資料4資料3
  • 負荷制限の共通的な在り方について、前回の継続検討の提案に加え、今回はN-2故障で連鎖停止・系統分離に至らない範囲を対象とし、増強までの期間限定または増強困難箇所での半恒久的な補完策とする案が示された。資料4

今後の予定・残った論点

  • 限界潮流の合理的な算出方法を整理し、フリンジとして対応すべき成分と超過リスクへの対応を検討する。資料1
  • 中部関西間・中国九州間の容量拡大について、運用上の課題や必要な手続、供給信頼度評価への反映を関係機関と検討する。資料2資料4資料3
  • 系統特性定数が必要な箇所について、一般送配電事業者と算出・判定方法や再算出方法を検討し、シミュレーション環境を更新する。資料5

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    各制約要因における 限界潮流・フリンジ算出方法の実態について

    - 資料は、将来の系統混雑に備えた同期・電圧安定性、周波数維持の限界潮流・フリンジ算出実態を整理したもので、対応策の変更は未決定である。 - 同期・電圧安定性では、電源稼働や電圧条件の過酷さ、フリンジ控除、確認する潮流範囲に地域差があり、将来に向けた合理的な算出方法の整理が提案された。 - 周波数維持では常時周波数変動の扱いが限度値や制御機能で異なるため、限度値の妥当性、変動実態、フリンジとの関係を踏まえて整理する方針である。 - 地域間連系線のフリンジにはEDC成分が含まれず、地内送電線には含まれる;将来の広域LFC・同時市場を見据えて必要な調整力成分と算出方法を検討する。

  2. 2

    中部関西間連系線(中部向き)運用容量拡大の検討について

    - 中部関西間連系線(中部向き)は、試算上、平日夜間の一部で運用容量を20~50万kW拡大でき、対象は年間約1,300コマ(2023年度の分断コマの約15%)である。 - 休日・特殊日には拡大余地がなく、昼間は再エネの逆潮流によって負荷制限可能量が減ることが主因とされる。 - 拡大時はN-3以上の故障に備える負荷制限量を考慮し、ルート断時の停電量・復旧時間の増加を踏まえても、夜間の拡大は復旧可能な範囲との評価である。 - 実施決定ではなく、既存システムを使う月別管理案の検討段階であり、2026年度の中地域交流ループ運用開始後はさらなる拡大が期待される。

  3. 3

    中国九州間連系線(九州向き)運用容量拡大の検討について

    - 中国九州間連系線(九州向き)は、運用容量の48点化と59.1Hz負荷側UFRの活用により、点灯帯を中心に最大100万kW程度の拡大が見込まれる。前者は2024年6月に実施済みである。 - 負荷側UFRの負荷制限量織り込みは、デジタル型UFRの設置・更新などを進め、2026年度頃の実現を目指す段階である。 - 昼間帯、とくに冬季は、前々日PV出力予測に基づく見直しで拡大できる可能性があるが、予測上振れ時の混雑処理への対応は未決である。 - EUE評価や需給検証への効果、実運用課題、設備対策を広域機関等と確認し、導入の実現性と時期を今後見極める。

  4. 4

    緊急時の負荷制限の在るべき姿と個別織り込みの検討状況について

    - 緊急時の負荷制限は供給力確保と経済取引の双方に資する手段とし、系統増強を補完する策として、N-2故障までを対象に検討する整理案である。 - 負荷制限量は技術的に可能で必要な範囲で織り込む考え方を示し、復旧時間の全国一律基準は設けず、定性的に扱う案である。 - 中部関西間(中部向き)は平日夜間に20~50万kW、中国九州間(九州向き)は点灯帯中心に年間10~60万kWの短期拡大を見込むが、いずれも技術的試算であり、適用手続等は今後進める提案である。 - 逆潮流、想定外故障に備える負荷制限量、制限後の一時的な混雑への対応が、運用容量拡大の条件・継続検討事項である。

  5. 5

    将来の状況変化を踏まえた系統特性定数の必要性について

    - 系統特性定数は、緊急時(N-2)と作業時(N-1)では足元の運用に必要であり、平常時(N-0)の需給制御でも将来にわたり必要と整理された。 - 東北・東京は実績に合わせたシミュレーションで断面ごとの周波数低下を把握し、中西は更新途上の環境のもと、主に5.2%MW/Hzの固定カーブで管理している。 - 固定カーブを継続するか、複数カーブや定数を用いない方式にするかは未決定であり、実態に即したシミュレーション環境の更新が本質的な課題である。 - 次回以降、算出・判定方法、低下補填、状況変化を踏まえた再算出を、一般送配電事業者と連携して検討する方針である。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

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