この回のダイジェスト
LFSMの2023年4月要件化見送りを提案し、高低圧周波数下限案などを審議した。
この回で示されたこと
- 自然変動電源等のLFSM-O/Uは、2050年を見据えた約60%導入条件で周波数回復時の振動が確認されたため、2023年4月の短期要件化を一旦見送り、対象や制御応答性、適用時期を継続検討する提案である。資料1資料4
- 高圧・低圧の発電設備に運転可能周波数下限を明文化する案が示された。適用時期は2023年4月で遡及適用せず、ガスエンジン・ガスタービンは開発猶予を設け、2024年4月以降の連系協議設備から適用する案である。資料3
- 短期要件は原則2023年4月適用とし、並列時許容周波数(高圧・低圧)と電圧変動対策(力率設定)は2025年4月適用とする案が示された。系統連系技術要件は2022年6~7月に認可申請する予定である。資料2
- 第3~7回で扱った短期要件を系統連系技術要件、業務指針、ガイドライン、系統連系規程へ反映する改定案が示された。指針第135条は具体的な数値要件を重ねて記載せず、限定的な記載と別表を削除する案である。資料5資料6資料7資料8
- 中長期要件候補として、2025年前後の特高出力増加速度上限や電圧一定制御、2030年前後の高低圧周波数変化抑制対策やRoCoF耐量などが提案された。候補と適用時期は未決定で、第10・11回で候補を決める案である。資料9
前回からの変化
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
- 1
周波数変化の抑制対策の適用時期見直しについて
- LFSM-O/Uの短期要件化(2023年4月)は一旦見送り、適用時期と振動対策は未決定である。 - 2030年断面・再エネの約9%への導入では効果を確認した一方、約60%に拡大したシミュレーションでは制御応答性によって周波数振動の悪化を確認した。 - 特別高圧の太陽光・風力と単独連系蓄電設備を対象とする仕様案は、出力変化開始2秒以内、完了10秒以内である。 - 適用時期や対象設備の限定、制御応答性を関係先と継続検討し、中期要件など早期適用を目指す提案である。
- 3
個別技術要件検討「発電設備の運転可能周波数(下限)」の検討
- 高圧・低圧の発電設備を対象に、運転可能周波数の下限や低下時の継続時間、UFR整定値を技術要件に明文化する案である。特別高圧は要件化済みである。 - 連続運転可能周波数は50Hz系統で48.5Hz超、60Hz系統で58.2Hz超、運転可能周波数はそれぞれ47.5Hz以上、57.0Hz以上とし、周波数低下時の継続時間も定める。 - 適用は2023年4月を予定し、既設設備への遡及適用はしない。FRT非適用の逆変換装置は除外し、高低圧のガスエンジン・ガスタービンは2024年4月以降に連系協議する設備から適用予定である。 - 明文化のため追加費用は多くの場合生じないとの評価だが、ガスエンジン・ガスタービンには出力調整機能の開発が必要であり、開発猶予を設ける。
- 4
個別技術要件検討「周波数変化の抑制対策(上昇側)(低下側)」の検討
- 特別高圧の太陽光・風力・単独連系蓄電池にLFSMを求める案は、周波数回復時の振動悪化が確認され、2023年4月の要件化を一旦見送る提案である。 - 上昇時は出力抑制、低下時は出力増加を想定し、調定率2~5%、応答開始2秒以内・完了10秒以内などの仕様案が示された。 - 恒久対策、適用時期、対象設備や制御応答性は未決定で、再エネ導入量を踏まえ継続検討する。高圧・低圧も中長期の検討対象である。 - 既設設備への遡及適用はなく、系統連系技術要件ガイドライン等への変更も限定的な案である。
- 5
系統連系技術要件への反映(例)東京電力PG 発電者設備
- 東京電力PGの低圧・高圧・特別高圧の発電者設備について、系統連系技術要件への反映案を示す資料であり、確定実績ではない。低圧・高圧の並列時許容周波数と力率設定は2025年4月改訂時に反映すると記載されている。 - 低圧・高圧の運転可能周波数は47.5~51.5Hz、連続運転可能範囲は48.5Hz超~50.5Hzとし、太陽光・風力には0~100%の遠隔出力制御を求める案である。火力等には最大出力を技術的に合理的な範囲で抑え、最大50%以下とする機能を求める。 - 電源種・電圧階級に応じたFRT、保護リレー、単独運転防止、電圧変動・フリッカ対策を整理し、特別高圧では一定の電圧・周波数変動時の不要解列防止や事故除去時間も追加する案である。 - 発電者には、求めに応じた設備・制御・保護・事故電流・慣性等の情報提供と、特別高圧での連絡・監視情報の整備を求める。設備条件や系統固有事情による例外は個別協議とする。
- 6
送配電等業務指針への反映
- 第135条の改定案は、具体的な技術要件・数値表を指針から削除し、「系統連系に必要な内容を系統連系技術要件に定める」とするものである。 - 発電出力制御、制御応答性、出力低下防止、運転可能電圧範囲、事故除去時間、系統情報・慣性情報などは、指針への追加が必要と整理されている。 - 特定系統単独維持の要件化は短期では見送り、運転可能周波数(低下側)は第8回以降に審議予定である。 - 個別要件の記載は改定案・変更要否の整理であり、資料に最終決定の記載はない。
- 7
電力品質確保に係る系統連系技術要件ガイドラインへの反映
- 系統連系技術要件の改定案は、設備定数・保護機器の設定、発電設備諸元の提出、出力制御機能を明確化する内容である。 - 太陽光・風力には0~100%を1%刻みで遠隔制御する機能を求め、火力・対象バイオマスには最低出力50%以下を可能にする機能を求める。 - 特別高圧では事故時等の運転継続と、一定容量以上の火力・混焼バイオマスへの運転制御装置を提案し、最低出力は方式別に50%以下または30%以下とする。 - 低圧・高圧は今回対象外で、多くの既存要件は変更不要、特定系統単独維持の要件化は短期見送りである。
- 8
系統連系規程への反映
- 系統連系規程への反映は改定案であり、詳細はJESC作業会に一任され、確定前である。 - 主な案は、並列時周波数の上限設定、電圧・周波数変動時の運転継続、2サイクル以内の事故除去、再エネ・蓄電設備の出力変動対策である。 - 高圧の電圧対策など、記載内容や反映時期に調整が残る項目がある。既存規程の明文化などを理由に変更不要・影響なしと整理された要件もある。
要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
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