この回のダイジェスト
必要量算定案、2024年度供給計画評価、夏季需給見通しと入札判断案が示された。
この回で示されたこと
- 中長期の調整力設備量を「調整力必要量を最低限満たす量」と定義し、必要量は需給調整市場の算定手法と整合させる案が示された。2040~2050年の再エネ増加に伴う時間内変動はN倍、予測誤差は予測精度向上を織り込み0.66×N倍の相関を仮定し、相関分析の対象を東地域3エリアから9エリアへ広げる案である。資料1
- 設備の充足確認では、停止調整前は計画停止可能量1.9か月分と月別割合、計画外停止率(現行例3.6%)を考慮し、停止調整後は判明した計画停止分を設備量から除き、計画外停止率を引き続き考慮する案が示された。必要量の充足確認は10年先までとし、1・4・10年目などを詳細算定、中間年度は線形補間等で確認する案である。資料1
- 2024年度供給計画の評価では、全国最大需要電力が2023年度実績15,723万kWから2033年度16,163万kWへ、年間需要電力量が8,413億kWhから8,754億kWhへ増加する見通しが示された。年間EUEは2025年度の北海道・東京・九州、長期の一部年度で目標停電量を超過する一方、第1・2年度の月別予備率は全エリアで10%超、2024年度は全月・全エリアで13%超である。資料2
- 2024年度中に休廃止となる火力電源は計215万kW(従来計画193万kW、新規計上22万kW)とされた。調整能力は年度ごとに増減するが2033年度まで2023年度実績と同水準を維持する見通しであり、2024年度の月別電力量には需要比最大約1.8%の供給不足断面があるため、夏季・冬季にkWhモニタリングを行う方針が示された。資料2
- 2024年度の猛暑H1・厳寒H1需要に対し、夏季・冬季とも全エリアで予備率3%以上を確保する見通しである。夏季最小は7月の北海道4.4%、冬季1月は北海道・東北・東京・中西6エリアで10.7%、沖縄で40.2%。北海道の1月に154万kWの大規模電源脱落を想定した場合も、北本受電90万kW等を織り込み予備率3.9%とされた。資料3
- 電源入札等の判断では、2025年度に北海道・東京・九州などで年間EUEの目標超過が見込まれる一方、短期のH3・H1需要や稀頻度リスク対応は基準を満たす見通しを踏まえ、2024年度はSTEP2(短期断面での実施判断)へ移行しない案が示された。2025年度以降は翌年度の供給計画取りまとめ等を踏まえてSTEP1を再判断する方針である。資料3
前回からの変化
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
- 1
中長期の調整力確保の在り方について
- 中長期の調整力必要量は、需給調整市場の算定手法との整合を基本とする提案であり、将来推計では再エネ導入量との相関分析を9エリアで行う。時間内変動はN倍、予測誤差は予測精度向上を踏まえ0.66×N倍と置く案である。 - 停止調整前(実需給2年度前以前)は、計画停止可能量1.9か月分に基づく月別割合と計画外停止率を考慮する。停止調整後(実需給1年前)は、計画停止分を設備量から除いて把握し、計画外停止率のみ考慮する。 - 中長期の設備確保は容量市場を基本とし、確保機能は需給調整市場の要件に合わせる方向である。10年先までの充足確認は節目の年度を詳細算定し、中間年度は簡易確認する案である。 - これらは委員会への提案であり、容量市場の具体策、同時市場やグリッドコード等の検討状況を踏まえて今後見直し得る。
- 2
2024年度供給計画の取りまとめについて
- 2024年度供給計画では、年間EUEが目標停電量を超える年度・地域があり、2025年度は北海道・東京・九州、長期では東北・沖縄などにも超過が見込まれる。評価は供給計画の諸元に基づく結果である。 - 月別予備率は第1・2年度とも全エリアで10%超だが、2024年度には需要電力量に対し供給電力量が約13億kWh(需要比約1.8%)下回る断面があり、夏冬のkWhモニタリングを行う方針である。 - 全国需要は経済成長やデータセンター・半導体工場の新増設を背景に2033年度まで増加する見通しであり、火力休廃止や補修停止が需給評価に影響している。 - 2025年度は追加オークションの要否・結果を踏まえ需給対策を検討し、2026年度以降も容量停止計画の調整結果を確認して供給力を再精査する方針である。
- 3
2024年度夏季の猛暑H1需要時の需給見通しについて
- 2024年度の猛暑H1・厳寒H1需要に対し、夏季・冬季とも全エリアで予備率3%以上を確保できる見通しである。夏季は最大需要時と17時の最小予備率時、冬季は最大需要時で評価した。 - N-1相当の稀頻度リスクに必要な供給力は確保できる見通しであり、北海道の大規模電源脱落時も北本受電等を織り込むと1月の予備率は3.9%となる。 - 供給計画のEUE評価では一部年度・エリアで目標停電量超過が見込まれる一方、2024年度は電源入札等の実施判断(STEP2)へ移行しない案が示された。 - 2025年度以降のSTEP1は翌年度の供給計画等を踏まえて改めて判断し、需給状況の変化には国・事業者と連携して対応する方針である。
要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
調整力及び需給バランス評価等に関する委員会
ほかの開催回と資料を、開催日の順に確認できます。
