この回のダイジェスト
需給調整市場のB種電源監視方針案と発電側課金の改定単価が示された。
この回で示されたこと
- 2026年4~6月期のスポット市場平均システムプライスは14.63円/kWh、約定量は835億kWhで、ともに前年同期を上回った。市場モニタリングは継続する方針である。資料1
- 需給調整市場では、8月の三次②全エリア平均約定単価が2.03円/ΔkW・30分、想定費用が13.86億円となり、7月から上昇した。複合市場も平均単価3.15円、想定費用181.68億円へ増加した。資料2
- B種電源の固定費回収率は12社56件で4~117%だった。事務局は、固定費回収後の応札価格や計画と実績の大幅な乖離を厳格に確認し、必要に応じ説明や想定応札量・入札価格の見直しを求める監視方針案を示した。資料2
- 発電側課金は2026年11月1日に改定される。税込全国平均はkW課金が月額89.47円から103.15円/kWへ、kWh課金が0.28円から0.32円/kWhへ上昇する。北陸エリアは改定対象外である。資料3
- 事務局は発電側課金アンケートに改定内容の認知確認を加える方針である。9月下旬に送付し、10月下旬回収、11月に整理・分析し、12月以降に会合へ報告する予定である。資料3
- 参考資料の導入スケジュールでは、二次調整力①の前日広域調達を2027年度から開始する予定が示されている。二次①の広域調達開始により、需給調整市場の全商品が前日取引かつ広域調達となる整理である。資料2
前回からの変化
- 三次②市場は、7月に前月比で低下した単価・費用が8月に反転し、平均単価は1.88円から2.03円、想定費用は9.21億円から13.86億円へ上昇した。資料2
- 複合市場の8月想定費用は181.68億円となり、前回資料の7月値149.99億円から増加した。平均単価も前回資料の2.91円から3.15円へ上昇した。資料2
- 一次調整力は多くのエリアで未達が続く状況に加え、中国で渇水による発電制約から随意契約の揚水発電機稼働量が低下し、8月上旬以降に募集量が高水準となった。資料2
- 東京の余力活用契約による追加起動指令は前月に続き高水準だった。2026年4~7月の起動費等の事後精算実績が示され、経済差替の事後精算は全エリアで0件だった。資料2
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
- 1
自主的取組・競争状態のモニタリング報告(2026年4月~6月期)
- 2026年4~6月期は燃料価格上昇や既存長期契約の終了などを背景に卸電力価格が上昇し、スポット平均価格は14.63円/kWh、約定量は835億kWhとなった。 - 30円/kWh以上のスポット価格は期間91日のうち68日で発生し、東京エリアの最高値は64.28円/kWh。連系線の市場分断率も多くの区間で上昇した。 - 旧一般電気事業者のグループ外向け相対供給は前年同期比2.3倍、公営水力の競争入札等による契約は設備容量の86.3%に達した一方、電源切出しは約5%で前年同期から進展がなかった。 - 小売では新電力シェアが2026年6月に22.9%、電力量単価は4月以降各電圧で高値を更新した。資料は市場動向の報告であり、今後もモニタリングを継続する方針である。
- 2
需給調整市場の運用等について
- 8月は三次②・複合市場とも全体の平均約定単価と想定費用が前月から上昇し、三次②の北陸、複合市場の東北で特に目立つ変化があった。 - 一次調整力は北海道・中国・四国・九州で充足する一方、多くのエリアで未達が続き、中国では渇水に伴う揚水発電機の稼働低下により募集量が高水準となった。 - B種電源の第1四半期固定費回収率は全体で4~117%(特異なDR案件を除けば4~46%)であり、実績と想定の大幅な乖離には想定応札量・価格の見直しを求める監視方針案が示された。 - B種電源は固定費全額の回収を保証する制度ではなく、回収後の応札上限や計画・実績の乖離を、ガイドラインに基づき引き続き厳格に確認する方針である。
- 3
発電側課金の課金単価等の改定について
- 2026年11月1日から、北陸エリアを除き発電側課金の単価を改定する。全国平均はkW課金が89.47円から103.15円/kW・月、kWh課金が0.28円から0.32円/kWhとなる。 - 改定後も単価はエリアごとに異なり、離島の別単価や割引制度、既存割引対象電源の経過措置がある。 - アンケートに改定内容の認知度を問う設問を追加し、課金転嫁や相対契約の協議状況などを小売・発電事業者に調査する方針である。 - 9月下旬に調査を開始する想定で、11月にヒアリング・分析を行い、12月以降に専門会合へ結果を報告する予定である。
要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
制度設計・監視専門会合
ほかの開催回と資料を、開催日の順に確認できます。
