資料の全体説明
資料の概要
本資料は、PwCコンサルティング合同会社による「シナリオ活用調査の報告」に関するものであり、2026年3月10日付で提出されたものである。この報告は、電力・エネルギー分野におけるシナリオ設定に際して事業者の期待を示すアンケート結果をまとめている。
目次
- 各種委員会における議論と活用状況
- 事業者アンケート結果
- シナリオ活用調査を踏まえた今後の対応
1. 各種委員会における議論と活用状況
シナリオの重要性
- 電力需給に関する将来の状況を関係者間で共有することの重要性が確認されている。
- 今後の取り組み:
過去の開催情報
| 開催回 | 開催日 | 資料名 |
|---|
| 第3回 | 2025/7/22 | 電源投資を取り巻く現状と課題等について |
| 第8回 | 2025/12/10 | 電力システム改革の検証を踏まえた制度設計WGとりまとめ(案) |
議論の内容
- 中長期的な電力需給についての共通認識を形成するための取り組みが提案されている。
- 脱炭素電源投資を促進するための課題として「中長期的な電力需給の共通認識」が挙げられている。
2. 事業者アンケート結果
実施概要
- アンケート対象:発電事業者・小売電気事業者計13社。
- アンケート内容は、電力需給の設定値や、需要・供給力の想定に関する受け止めを含む。
アンケート設問の概要
| 分類 | 設問 |
|---|
| 需要想定に関する受け止め | 設問1: 全体の電力需要設定値 |
| 供給力想定に関する受け止め | 設問6: 原子力の設備容量設定値 |
| kWバランスに関する受け止め | 設問10: 供給力不足 |
| kWhバランスに関する受け止め | 設問11: モデルシナリオ毎の電源ミックス |
| 全体の受け止め | 設問13: 発電所の新規開発リプレース等を検討する上での受け止め |
主要な結果
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需要想定に関する受け止め(設問1)
- 12社が「A:概ね違和感ない」と回答。
- 1社が「D:その他」と回答し、「上限が過大な可能性」とコメント。
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民生部門の電力需要設定値(設問2)
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産業部門の電力需要設定値(設問3)
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DX関連の電力需要増分設定値(設問4)
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GX関連の電力需要増分設定値(設問5)
3. シナリオ活用調査を踏まえた今後の対応
- 各種委員会においてシナリオの結果やデータが活用されており、今後の電力需給見通しの重要な基盤として位置付けられる。
- 脱炭素化やデジタル化を背景とした新たな電力需要の動向に対する継続的なモニタリングと調整が必要とされる。
本報告は、次世代電力・ガス事業基盤の構築に向けた重要なステップとして位置付けられ、需要や供給の変化に柔軟に対応できる体制が求められている。
まとめ
本資料は、事業者からの多様な意見を整理し、将来的な安定供給を維持するための課題や必要な政策的措置を明らかにするものである。エネルギー政策の今後の方向性を見極める上で重要な資料である。