第117回調整力及び需給バランス評価等に関する委員会は、再生可能エネルギー(再エネ)の主力電源化に向けて技術的課題と対応策を検討することを目的としている。本資料では、特にインバータ電源(太陽光、風力等)が系統事故時に運転停止するリスクについて議論されている。
以下の表は、2030年および2050年を想定したシミュレーション結果を示すものである。
| 年度 | エリア | 電源停止量(万kW) | 負荷制限(万kW) | 系統維持の可否 |
|---|---|---|---|---|
| 2030年 | 中西6エリア | 433 | 281 | 〇 |
| 2050年 | 中西6エリア | 3,584 | 2,230 | ブラックアウトの恐れ |
FRT要件の見直しは再エネの主力電源化を進めながら、系統の安定性を確保するために不可欠である。技術的課題を解決することで、電力需給の安定を図る必要がある。
| 現状(Δfによる停止量) | 100ms | 200ms | 300ms | 事故発生から100ms間は電圧低下耐量優先 |
|---|---|---|---|---|
| 再エネ電源停止量(万kW) | 2789 | 1900 | 52 | 0 |
| ブラックアウト回避水準 | 850〜900 |
| 残電圧(%) | 位相変動(度) | 備考 |
|---|---|---|
| 52 | 41 | 電圧低下中にこの位相変化を考慮 |
| 20 | - | 位相変化がないものとする |
| 0 | - | 位相変化を伴わない電圧低下時のみの対応 |
| 課題 | 現状 | 2030年代 | 2040年代 | 2050年代 |
|---|---|---|---|---|
| 周波数面 | 停止量を想定し運用対策実施 | 事故時の電源停止量の増加 | 電圧復帰時出力特性の強化が必要 | |
| 電圧面 | 問題なし | 再エネ電源の比率上昇で電圧維持が困難 | 出力ゼロでは電圧維持が困難 | |
| 必要な対策 | - | 電圧復帰後の出力回復 | 緊急時の出力特性改善 | 出力ゼロ回避 |
| FRT要件見直し案 | グリッドコードに反映 | 出力ゼロを回避可能な範囲で出力維持 | 劣化更新により新FRT要件に対応 |
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「「再エネ主力電源化」に向けた 技術的課題及びその対応策の検討状況について ~FRT要件の見直しの検討状況~」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/chousei_jukyu/)をもとに当社作成
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