資料目的・背景
本資料は、2026年度の厳気象H1需要時における電力の需給見通しに関するものであり、調整力及び需給バランス評価等に関する委員会の報告である。資料は以下の内容を含む。
- 2026年度の厳気象H1需要時の需給見通し
- 電源入札等の検討開始の要否に関する提案
主要な検討内容・論点
1. 2026年度の需要見通し
- 厳気象H1需要に対して、需給見通しの確認結果を報告する。
- 夏季と冬季の需給見通しは、実績検証報告書として本委員会に諮られる予定である。
2. 需給バランスの評価
需給バランスを以下の基準で評価する。
- 厳気象H1需要時に、供給力を103%以上(予備率3%以上)確保する必要がある。
- 各エリアの地域間連系線を利用し、予備率を均平化する。
- 各エリアの需給バランスを考慮する。
3. 欲求に対する供給力の見込み
- 発電事業者および一般送配電事業者による供給計画を基に供給力を分析する。
- 再生可能エネルギー(太陽光、水力、風力、揚水)の供給力も評価される。
重要な数値・データ
以下の表は、2026年度の各エリアにおける夏季と冬季の需給見通しを示す。
| エリア | 夏季7月 | 夏季8月 | 夏季9月 | 冬季12月 | 冬季1月 | 冬季2月 | 冬季3月 |
|---|
| 北海道 | 490 (+4) | 490 (+4) | 421 (+8) | 510 (+2) | 521 (-50) | 509 (-62) | 509 (+3) |
| 東北 | 1,396 (+55) | 1,401 (+17) | 1,332 (-11) | 1,341 (+52) | 1,490 (-17) | 1,451 (-47) | 1,300 (-1) |
| 東京 | 5,919 (+17) | 5,919 (+17) | 5,550 (5) | 4,528 (+77) | 5,481 (+14) | 5,481 (+14) | 4,838 (10) |
| 中部 | 2,503 (+16) | 2,503 (+16) | 2,457 (+5) | 2,264 (+14) | 2,405 (+21) | 2,405 (+21) | 2,145 (+3) |
| 北陸 | 504 (+5) | 504 (+5) | 491 (+8) | 502 (+13) | 542 (+7) | 542 (+7) | 464 (+8) |
| 関西 | 2,855 (+31) | 2,855 (+31) | 2,739 (+8) | 2,500 (+30) | 2,583 (+2) | 2,584 (+2) | 2,317 (+35) |
| 中国 | 1,048 (+30) | 1,048 (+30) | 1,011 (+27) | 1,041 (+21) | 1,063 (+11) | 1,063 (+11) | 890 (+5) |
| 四国 | 488 (+11) | 488 (+11) | 464 (+16) | 487 (+1) | 487 (+1) | 487 (+1) | 416 (+1) |
| 九州 | 1,675 (+3) | 1,675 (+3) | 1,583 (+37) | 1,513 (+24) | 1,631 (+14) | 1,631 (+14) | 1,375 (+16) |
| 沖縄 | 180 (+1) | 183 (+3) | 161 (+2) | 120 (+11) | 123 (+10) | 116 (+11) | 120 (+13) |
※( )は2025年度見通しとの差分を示す。
今後の予定
- 電源入札等の検討開始の要否について審議が行われる予定であり、2026年度供給計画に基づいて需給バランス評価が実施される。
- 需給検証の手法を用いて、厳気象H1需要に対する必要供給力の評価が継続的に実施される。
課題・リスク
- 夏季および冬季の需給見通しにおいて、実際の需要が予想を上回る可能性があり、その際の供給力確保が課題となる。
- 稀頻度リスクを考慮し、必要な供給力を確保することが求められる。
以上が、2026年度の厳気象H1需要時の需給見通しに関する資料の主要な内容である。今後の需給バランス評価や電源入札に対する検討が、実施に向けて重要なステップとなる。