一般社団法人 送配電網協議会が提供する本資料は、一般送配電事業者の投資計画に関する動向を分析し、計画からの乖離要因を明確にするとともに、今後の対応方針を整理することを目的としている。資料は2025年10月1日に作成された。
資料は以下のテーマに基づいて構成されている:
一般送配電事業者各社は、コスト効率化を図るため以下の取り組みを実施している:
これらの取り組みにより、2023年度・2024年度の投資量実績においても一定程度の抑制が確認されている。
長径間化適用による鉄塔基数の削減
| 標準設計ルート | 長径間適用ルート | |
|---|---|---|
| 鉄塔基数 | 5基 | 4基 |
| 寸法 | 400〜450m | 800m以上 |
変電設備のスリム化による変圧器の削減
太陽光発電などの連系が進展したことにより、必要最小限の設備更新に見直しを行い、変圧器の減少を図っている。
電柱建替本数の削減
難航する用地交渉において別位置への建替えを交渉し、無負荷の電柱を撤去することにより、建柱本数の削減を進めている。
各事業者における投資実績(累計、10社合計)は以下の通りである:
| 事業者 | 鉄塔基計画 | 鉄塔基実績 | 架空送電線[km]計画 | 架空送電線[km]実績 |
|---|---|---|---|---|
| 合計 | 1,096 | 1,343 | 641 | 975 |
投資実績は各計画に対して乖離が発生し、工務設備の拡充・更新工事が未達となっている。
計画からの乖離要因を理解し、将来的な安定供給に向けた取組みが必要である。課題解決のための計画見直しや効率化のさらなる推進が期待される。
各社は期初計画の完遂を目指しており、以下の点に取り組んでいる:
業界全体でさらなる効率化を図る方針であるが、物価変動を全て吸収することは困難である。第1規制期間におけるエスカル制度措置の検討が要請され、次回の料金制度専門会合で2024年度までの物価上昇の影響や今後の見通しについて説明する予定である。
第2規制期間に向けて以下の取り組みが進められている:
これにより、設備の余寿命を細分化し、更新周期の延長が可能となることが期待される。
| 品目 | 仕様 | 標準期待年数 |
|---|---|---|
| 工務電線 | ACSR/st系 | 6,180年 |
| ACSR/AC系 | 10,813年 | |
| HDCC系 | 6,973年 | |
| 工務ケーブル | 6677kVCV | 3,840年 |
| 配電ケーブル | 6.6kV以下CV | 5,466年 |
| 電柱 | 6.6kV以下コンクリート | 6,578年 |
精緻化後の年数については、今後広域機関の審議会で審議予定である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。