本資料は、2021年9月16日に行われた第7回グリッドコード検討会における「電圧・無効電力制御(運転制御)」に関する個別技術要件の検討結果をまとめたものである。この資料には、発電側及び系統側の対策、検討結果、発電側関連団体の意見が含まれている。
資料は以下のように構成されている。
現在の対応状況:
課題と提言(2030年時点):
要件化の必要性やメリット:
以下の機能が求められている。
一般送配電事業者が取り得る対策として以下が挙げられる。
発電側対策と系統側対策の費用及び電圧変動対応能力の比較は以下の通りである。
| 評価項目 | 発電側対策 | 調相設備 | SVC |
|---|---|---|---|
| 費用 | 約50億円程度 | 約100億円程度 | 約200億円程度 |
| 電圧変動対応能力 | 連続的対応可能 | 段階的対応 | 連続的対応可能 |
各関連団体から寄せられた主な意見には、以下が含まれる。
技術要件の改定に伴う他の規程への影響については、調査の結果、現行記載を変更する必要はないとされている。
遡及適用は不要との診断が下されており、系統運用に支障をきたすおそれが予見されない。
本検討においては、発電側対策の経済性と実現性が高く、系統側の補償措置に比べて優れた選択肢となることが示されている。次のステップとして、2023年4月の適用を予定している。
本資料では、電力系統に関連する技術要件の改定案について詳細に検討された内容が示されている。以下に各スライドの主要なポイントを説明する。
| 現行 | 改定案 |
|---|---|
| 発電者の受電地点における力率は、連系する系統の電圧を適切に維持する。運転範囲は遅れ力率90%~進み力率95%である。逆潮流が無い場合は、遅れ85%以上である。 | 発電者の受電地点における力率は、必要に応じて変更可能とする。運転範囲は同様。 |
| 現行 | 改定案 |
|---|---|
| 発電機運転制御装置の機能は、潮流制御、周波数調整が必要。 | 機能に電圧調整が追加され、特定の条件下で無効電力の調整が可能となる。 |
| 現行 | 改定案 |
|---|---|
| 特別高圧電線路と連系する場合には、情報交換が必要。 | 同様の内容だが、スーパービジョンとテレメータ関連の情報収集が明確に規定されている。 |
基幹系統はローカル系統より送電線長が長く、潮流も大きいため、電圧への影響が大きい。
基幹系統への無効電力の適切な補償が求められる。
500kV新佐原線のケース:
| 国と地域 | 管轄組織 | 規定内容 |
|---|---|---|
| 英国 | National Grid | 無効電力、力率、電圧を制御する機能が求められる。 |
| アイルランド | EirGrid | AVRの継続的動作が求められる。 |
| デンマーク | Energinet | 無効電力、力率、電圧制御機能が求められる。 |
| フィンランド | Fingrid | AVRの設定値の具体的な要求が求められる。 |
| カナダ | Hydro-Québec | 無効電力制御機能が必要とされる。 |
| 北米 | NERC | 無効電力の自動制御が求められる。 |
| 論点 | 事務局案 | 主な発電側対応意見 | 確認事項 |
|---|---|---|---|
| 対象電源種電圧階級容量 | 特別高圧全電源種 | 特別高圧全電源種とする | 合意 |
| 技術的実現性 | 無効電力を調整できる機能の具備 | 制御方法の具体化を求める意見あり | 合意 |
| 論点 | 事務局案 | 主な発電側対応意見 | 確認事項 |
|---|---|---|---|
| 費用 | 過度な負担ではない | 公平な負担の仕組みが必要 | 合意 |
本資料は、今後の電力システムの技術的要求に対する改定案を提示し、効率的な電力供給のための基盤整備に寄与するものである。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「個別技術要件検討「電圧・無効電力制御(運転制御)」の検討」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/gridcode/index.html)をもとに当社作成
本サービスで提供される審議会資料は、各府省庁が公開している情報を公共データ利用規約(PDL1.0)に基づいて利用しています。詳細はデータソースページをご確認ください。
Policy Scope
関連する審議会・政策資料を継続的に収集し、AI要約と一次資料をまとめて確認。重要な変更を事業判断と社内共有につなげられます。