本資料は、第7回グリッドコード検討会における「系統安定化に関する情報提供」の検討内容をまとめたものである。特に事故電流に関する情報提供を含む個別技術要件の検討を行う目的で作成されている。また、関連する発電側および系統側の対策についても詳述されている。
資料は以下の構成に沿っている。
電力の安定供給確保のため、一般送配電事業者は特別高圧系統において以下の系統シミュレーションを実施している:
2030年時点に想定される課題:
- 発電側:従来の系統安定に関する諸元リストの提出では不十分となる可能性
- 系統側:新設発電設備の諸元が入手できない場合、推定諸元値を用いる必要がある
短期的に適用可能な発電事業者の取り得る対策は以下の通りである:
発電側関連団体からの意見を以下の表にまとめる。
| 団体名 | 回答 |
|---|---|
| 火原協 | 発注メーカー確認認証元による開示不可や追加解析費用の懸念 |
| JPEA | 技術仕様製品仕様について問題なく、影響はないと考える |
| JEMA | 費用がかかる場合があるが、エンジニアリング会社等の事前確認が必要 |
| 自家発 12 | 機器メーカーの意見を反映する必要がある |
| JWPA | 提示内容について具体的な説明が必要 |
以下の規程に関連する内容の追加が必要であることが示された:
本資料では、系統連系技術要件に関する改定案として、諸元提出の具体的な内容について説明する。特に、新規追加が必要な諸元及び、既存の対応内容を明確化する。
現行の系統連系技術要件には以下が記載されていない。
以下の表は電源種別における諸元の具体例を示す。
| 電源種 | 設備 | 諸元 |
|---|---|---|
| 同期機 | 発電プラント | 発電プラントモデル構築に必要なプラント制御系の各種定数(ボイラ、タービン、水車等) |
| 並解列所要時間(平常時、事故時) | ||
| ガバナ系ブロック調定率など | ||
| 水力 | 発電プラント制御装置 | 揚水待機、揚水開始所要時間 |
| 上ダム下ダム運用可能水位、電水比 | ||
| 逆変換装置・直流連系 | 発電プラント、制御装置 | メーカー、型式、単独運転検出方式、整定値など |
| 風力 | 発電プラント、制御装置 | 周波数設定範囲、発電機の出力特性、出力変動対策 |
再エネ導入の拡大に伴い、新しい技術要件における赤字の諸元に関しては新規での対応が求められる。これにより以下のような解析が行われる予定である。
参考: 使用目的(詳細)
- 系統安定解析
- 潮流・電力解析
- 周波数解析
- 短絡・地絡電流解析
- 保護協調・リレー整定
- 高調波解析
- 電圧フリッカ解析
- 瞬時値解析
- 共振過電圧解析
- 事故解析
- 慣性力
- 不平衡事象解析
- 軸ねじれ共振解析
- 需給バランス計算
高圧・低圧に関する新たな項目追加に伴い、確認事項および委員からの意見が提起されている。
| 論点 | 事務局案 | 主な発電側対応意見 | 確認事項 |
|---|---|---|---|
| 対象電源種電圧階級容量 | 全電源種 全電圧 全容量 | 開示不可や追加解析費用の懸念あり | 発電事業者にご理解いただく必要がある |
| 技術的実現性 | 新規研究開発 実証試験不要で対応可能 | メーカーからの全諸元提示懸念あり | |
| 費用 | 諸元提出に伴う追加コストは僅か | 追加費用の必要性についての資料希望 | 高額となる可能性もあり詳細の提示が必要である |
本資料では、系統安定化に関する情報提供のための個別技術要件の詳細な検討成果が示されている。発電側と系統側の対策、各団体の意見、規程への影響など多岐にわたる内容が含まれており、今後の電力供給の安定性確保に向けた重要な基盤となる意義がある。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「個別技術要件検討『系統安定化に関する情報提供』の詳細検討」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/gridcode/index.html)をもとに当社作成
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