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電力・ガス取引監視等委員会 ・ 制度設計専門会合

第87回 制度設計専門会合

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この回のダイジェスト

第87回は、グロス・ビディング休止案や小売事業者の改善策を示し、制度運用上の課題を整理した。

この回で示されたこと

  • 旧一電は2023年10月からグロス・ビディングを休止でき、市場への影響がないと確認後に取りやめる案が示された。廃止は未決定である。資料1
  • JERAは追加的な石炭燃料調達価格を限界費用に反映する考え方を7月8日受渡分から適用した。適用後、東京エリアプライスへの大きな影響は確認されておらず、事務局は入札価格・量の監視を続ける。資料1
  • 7月14日、関西電力など5社に業務改善命令が発出され、改善計画の提出期限は8月10日とされた。全旧一電11社には域外進出状況等の報告が要請された。資料2
  • 改善計画の確認項目として、内部監査・外部評価、競争事業者との接触管理、社内会議の監視、継続研修、受講状況の確認、社内リニエンシー・内部通報制度の整備など6項目が案として示された。計画の確認方法や、1年間の集中改善期間と四半期ごとの報告も提案段階である。資料2
  • 小売電気事業者の開始後リスク報告について、リスク管理状況は年1回、資金概況は四半期ごとに報告する様式案が示された。対象や期限、財務要件に基づく対象除外はいずれも未確定である。資料3
  • インバランス料金の誤算定により、2022年4月~2023年1月分として全国473社に約35億円を払い戻し、約43億円を追加請求する方針が示された。事業者との協議が整い次第、各社が再精算する。資料5

前回からの変化

  • カルテル事案への対応は、前回の5社への改善命令勧告から、7月14日の大臣による命令発出へ進み、提出期限が8月10日とされた。前回示された改善計画や域外進出報告に関する対応について、確認項目案と報告の進め方案が具体化した。資料2
  • 東京エリアの2023年度夏季kW公募は、前回の選定結果を踏まえ、最低募集量を満たす最安の組み合わせを選ぶ方式へ変更された。事務局は直ちに不適切とはしない一方、安価な案件の応札促進などに改善余地があると整理した。資料4
  • ブラックスタート既契約の期待利潤変更案は、前回の「上池最低水位をゼロとして算定した契約年度に限る」整理を、応札時に最低池水位をゼロと見積もった契約年度に限る案として具体化した。見直し額はレベニューキャップ検証で妥当と認められた範囲に限る。資料4

今後の予定・残った論点

  • 5社は8月10日までに改善計画を提出する。提出後の確認方法や集中改善期間の運用は提案段階であり、引き続き検討される。資料2
  • グロス・ビディングは10月からの休止案について、市場影響を確認し、影響がないと確認できた場合に取りやめるか判断する。資料1
  • 小売電気事業者のリスク報告様式・対象・頻度・期限の制度化、報告システムへの組込み、契約変更時の情報提供ルール案の扱いが残る。資料3
  • 一送各社は再発防止策を実施し、委員会事務局は進捗を確認する。誤算定分の再精算は各社と対象事業者の協議後に進める。資料5

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    グロス・ビディング等について

    - 旧一電のグロス・ビディングは、全社が2023年10月から休止でき、市場への影響がないと確認後に取りやめる案が示された。廃止は未決定である。 - 卸標準メニューの公表や情報遮断等の取組が全旧一電で確認され、資料は透明性向上におけるグロス・ビディングの役割も終えたと整理している。 - 低価格の「絶対売り」が全量約定せず、買い札だけが約定すると、余剰インバランスが発生する可能性が新たな課題として示された。 - JERAは追加的な燃料調達価格を考慮する限界費用を7月8日受渡分から適用した。現時点で市場価格への大きな影響は確認されず、監視が続く。

  2. 2

    小売電気事業者に対する業務改善命令及び報告要請に係る今後の対応について

    - 経済産業大臣は2023年7月14日、カルテル事案に関係する5社に業務改善命令を発出し、再発防止計画の提出・公表・実施を求めた。計画の報告期限は8月10日である。 - 計画には監査・社外評価、競争事業者との接触統制、社内会議の監視、対象者を網羅した研修、受講・理解度管理、社内リニエンシー・内部通報制度の周知が必要である。 - 計画は各社の実態に応じて策定し、資料は委員会による確認ポイント案を提示して意見を求めている。今後1年間の四半期ごとの報告による集中フォローアップも提案段階である。 - 域外進出状況と障害は全旧一般電気事業者11社に報告要請し、非公開を前提に制度設計へ活用する。報告徴収で判明した情報交換を監視等委員会がカルテル認定したものではない。

  3. 3

    小売電気事業者に関する今後の対応について

    - 小売登録時の事業計画書追加と、撤退時の周知・苦情対応に関するガイドライン整備は実施済みである。 - 事業開始後のリスク管理状況は年1回、資金概況は四半期ごとに報告する案を提示した。報告対象には免除条件があり、資金報告は所定の財務要件を満たす事業者等が対象外となる案である。 - 電力取引報のオンライン化を開発中で、今冬以降の運用開始を目指す。リスクチェック様式もシステムに組み込む予定である。 - 料金変更時にSMS等でリンクだけを送るなど、具体的説明を欠く情報提供を問題行為としてガイドラインに明記する案を示した。

  4. 4

    需給調整市場の運用等について(前回の指摘事項に関して等)

    - 容量市場でΔkW収益を控除した監視対象電源は一部にとどまり、固定費回収の合理的な額の扱いは引き続き慎重に検討する方針である。約定データは現行形式を基本に、複合商品等を追加公表する案である。 - 東京の2023年度夏季kW公募は最安の必要量確保方式に変更された。事務局は直ちに不適切とは断定せず、最大募集量の説明や選定方法の改善検討を求めている。 - kWh公募の次回実施は未定である。燃料費の下振れ分の90%を精算する一般送配電事業者案を事務局は合理的と評価し、採用時は応札価格を事後確認する方針である。 - 2028年度向け以降のブラックスタート公募では必要kW・kWhの明示が決定済みである。既契約額は、最低池水位をゼロと見積もった契約年度に限り変更を認める案である。

  5. 5

    インバランス料金単価の誤算定等に係る報告について

    - 2022年4月分~2023年1月分の再精算は、全国473社に約35億円を払い戻し、約43億円を追加請求する内容であり、各社は協議後に精算する方針である。 - 東北・中部・関西・九州・沖縄の誤算定は中給システムの設定・処理に起因し、委員会は5社に再発防止策の実施、マニュアル等の総点検、再精算時の誠実な対応を指導した。 - 2022年4月~2023年6月の単価諸元誤り公表は46件で、うち7件が再精算対象である。6月に判明した東京・中部の2件も一部コマの再精算に向けて対応中である。 - 一送各社は公表・通知の社内手順を整備し、ICSは異常値監視ツールを運用開始した。委員会事務局は再発防止の進捗を確認する。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

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