この回のダイジェスト
第5回は東北東京間の基本要件・費用負担案を具体化し、FC案と長期方針の前提を整理した。
この回で示されたこと
- 東北東京間連系線では、新設開閉所への引込にH+E案、第二連系線の概略ルートにH案を基本要件とする案を提示した。I案は工期短縮の可能性を踏まえ、実施案募集時に検討対象とする提案である。資料4
- 東北東京間の設備案は500kV送電線計150km、新設開閉所、調相設備等で、概算工事費1,585億円、工期目標7~11年とする案である。特定負担は約481億円(約9.5千円/kW)、一般負担は約1,104億円と試算した。資料4
- 東北東京間の実施案募集では、事業者に約9.5千円/kWの負担見通し、竣工目標2023~2027年度、容量登録等の権利を提示する案である。募集は平成28年5月まで、費用負担割合の正式決定は同年9月を予定する。資料4
- 東京中部間FCは210万kWから300万kWへ90万kW増強し、佐久間に30万kW、東清水に60万kWの自励式設備を設ける基本要件案を提示した。概算工事費は約1,750億円(更新分控除後約1,200億円)、工期は約10年で、沖縄を除く9エリアの一般負担とする案である。資料5
- FC増強では、2015年10月に実施案提出を求める事業者を特定し、2016年2月に実施案・事業実施主体、3月に費用負担割合、4月に広域系統整備計画を決定する予定である。いずれも本資料時点では未決定である。資料2資料5
- 広域系統長期方針では、2030年を対象に需要・電源・連系線を設定した潮流分析を行う方針を示した。需要は2013年度9,666億kWhに対し2030年度9,808億kWh程度を基本とし、風力1,000万kW・太陽光6,400万kWについて地域偏在の異なる配置を比較する案である。資料1
- 一般負担上限額は未決定である。国内調査では契約済み案件の負担単価が3万円/kW以下の割合は特別高圧約93%、高圧約98%であり、次回以降、系統増強効果や電源導入・料金への影響を踏まえて上限額の方向性を検討する。資料3
前回からの変化
- 東北東京間は、概算工事費が約1,520億円から1,585億円へ見直され、工期も約11年想定から7~11年程度を目標とする案に具体化した。資料4
- 東北東京間の費用負担案で、特定負担約481億円(約9.5千円/kW)、一般負担約1,104億円の試算と、受益算定の扱いが示された。資料4
- FCは前回の案Dにあたる佐久間30万kW・東清水60万kWの構成について、概算費用を約1,750億円、更新分控除後約1,200億円とし、9エリア一般負担とする基本要件・受益者範囲案が資料化された。資料5
- 長期方針の潮流分析について、前回の代表断面による概略モデル案から、2030年ゾーンモデルの具体的な需要・電源シナリオ案へ進み、再エネ配置を二通り比較する設定が示された。資料1
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
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広域系統長期方針の策定について
- 広域系統長期方針は、系統利用の円滑化・低廉化、適切な信頼度、流通設備の健全性の3軸で、2030年を対象に策定する方針である。 - 潮流シミュレーションは長期エネルギー需給見通しに基づく機械的試算であり、需要は現状横ばいを基本とし、風力・太陽光は導入地域の偏在を比較する二つの配置シナリオを置く。 - 火力は現状設備と確度の高い計画を反映し、運転開始後50年で一律廃止、原子力は個別稼働を想定せず発電量をエリア設備容量で按分する前提案である。 - 老朽設備の状態把握と効率的な更新が課題であり、設備経年図の作成や事業者情報の収集、定量評価を経て2015年度内に長期方針を取りまとめる工程である。
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[東京中部間連系設備(FC)に係わる 計画策定プロセスについて]
- 東京中部間FCの計画策定では、今回、基本要件と受益者(費用負担者)の範囲の案を議論する段階である。 - 増強案は佐久間・東清水FCを軸とし、合計90万kWを佐久間30~90万kW、東清水0~60万kWで配分する組み合わせを検討してきたが、選定結論は示されていない。 - 実施案を求める電気事業者は2015年10月、実施案・事業実施主体は2016年2月、費用負担割合は同年3月、整備計画は同年4月に決定する予定である。 - 実施案、事業実施主体、費用負担割合、整備計画は本資料時点で未決定である。
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一般負担の上限額設定に関する検討状況について
- 発電設備の規模に比べて増強費用が著しく多額となる部分を特定負担とする上限額は、資料時点では未決定であり、広域機関が今後検討・指定する段階である。 - 接続検討回答の調査では、契約済み案件の負担金単価は3万円/kW以下が特別高圧で約93%、高圧で約98%であった。 - 上限額を低くするとDeep寄り、高くするとShallow寄りとなり、電源導入の促進と託送料金上昇の双方に影響する。 - 今後は設備形成の効率性と消費者の料金負担を踏まえ、海外制度や国内調査を材料に方向性と上限額を検討する。
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東北東京間連系線に係わる計画策定プロセスについて
- 東北東京間連系線の基本要件案は、引込方法をH+E案、概略ルートをH案とし、工事費約1,585億円、工期7~11年程度を目標とするものである。いずれも資料時点では提案段階である。 - 現時点の費用負担試算は、応募事業者の特定負担が合計約481億円(約9.5千円/kW)、一般負担が約1,104億円であり、実施案や指針の確定により変動する。 - 基本要件決定後、費用見通しや竣工目標等を示して事業者の負担意思を再確認し、実施案・事業実施主体を募集する提案である。費用負担割合の正式決定は平成28年9月を予定する。
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東京中部間連系設備に係る広域系統整備計画:基本要件及び受益者の範囲(案)
- FCを210万kWから300万kWへ90万kW増強し、大規模災害時の東西間融通による安定供給確保を目指す基本要件案である。 - 佐久間に30万kW、東清水に60万kWの自励式変換設備を設け、概算工事費は1,750億円程度(更新分控除後1,200億円程度)、工期は約10年とする。 - 災害直後の供給力不足や需要側対策の負担を軽減し、一定条件下で東西市場分断の減少も期待される。 - 老朽劣化設備の更新分を除く増強費用は、沖縄を除く9エリアの一般負担とする案であり、計画・実施主体・費用負担割合は今後決定する。
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広域系統整備委員会
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