この回のダイジェスト
ΔkWの定義を具体化し、調達システムの2021年4月開始案と広域運用の先行案を提示した。
この回で示されたこと
- ΔkWは、実需給時に必要な調整能力を持つ電源等を出力調整可能な状態であらかじめ確保するものと整理した。実際に調整した電力量は、ΔkW対価とは別に実績kWhで精算する。資料2
- 需給調整市場システム(調達)の運用開始を2021年4月とし、発注仕様の議論を2018年6月末まで行う案を提示した。広域需給調整システム(運用)は2020年度に中地域から先行させ、調達市場創設後に対象や地域を広げる案である。資料6資料4
- 2020年度は電源Ⅰ・Ⅱ・Ⅰ´の調整力公募を年間継続し、2021~2023年度は電源Ⅰ・Ⅰ´を年間確保しつつ、三次調整力②(低速枠)のΔkWを9社で広域調達する案を示した。資料3
- 調達・運用システムは、機能のモジュール化、予備領域の確保、将来機能のロックで変更に備える案である。調達は2021年度に10商品区分と予備10区分、運用は将来仕様で5分周期・9社接続を想定する。資料5
- 商品を制御区分別の上げ下げ計10区分とする方向や、代表会社による共通プラットフォーム運営、当面のマルチプライス方式などを整理した。2021年開始予定の三次調整力②について、要件・必要量・業務フローを優先して検討する。資料1
前回からの変化
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
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本小委員会の今後の進め方
- 小委員会はTFの方向性を踏まえ、市場制度とシステム仕様を具体化する場であり、資料の多くは検討方向であって最終決定ではない。 - 商品は一次・二次・三次の上げ下げ計10区分を基本とし、電源単位入札、ΔkWメリットオーダー、広域インバランス相殺・広域運用に対応するシステムを目指す。 - 三次調整力②の調達時期や電源差し替えなど一部の仕様方針が示された一方、商品要件、価格・精算の詳細、2020年+Xの市場運営形態などは未確定である。 - 2021年4月運用開始を仮定した工程では、三次調整力②を優先して仕様・業務フローを検討するが、本文には2020年度開設予定との記載もある。
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[需給調整市場で取引されるΔkWについて(続き)]
- 需給調整市場のΔkWは、各時間帯に必要な能力を持つ電源等を、出力調整できる状態であらかじめ確保する取引として整理された。表現は第1回の意見を踏まえた見直し案である。 - ΔkWの対価は調整能力の確保に対するもの。実際に調整した電力量は実績kWhで別途精算し、kWh単価は事前に契約しておく。 - 買い手は一般送配電事業者で、必要時に指令できる権利を得る。売り手の電源等保有者は調整可能な状態を維持し、指令に応じる義務を負う。 - ΔkWはGC後の変動対応が主だが、起動に時間がかかる電源などでは、それ以前に能力を確保する場合もある。
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2020年度から2023年度の調整電源の確保について
- 2020年度は調達システムが未稼働のため、電源Ⅰ・Ⅱ・Ⅰ´の調整力公募を年間継続する案である。 - 2021~2023年度は電源Ⅰ・Ⅰ´公募でkW・ΔkWを同時に年間調達し、三次調整力②(低速枠)のΔkWを広域調達する案である。 - 広域調達・運用できない商品には公募と同等の規律を適用し、年間調達を基本とする提案である。必要量や監視の詳細は未確定である。 - 三次調整力②は周波数制御機能を持たないため、電源Ⅱの役割を含む実需給調整の仕組みを別途検討する案である。
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広域需給調整に向けたシステム開発の要件定義
- 一般送配電事業者9社は、インバランスネッティングと広域メリットオーダーで調整力コストを抑える広域需給調整システムの要件を提示した。運用開始は2020年以降を目指す計画である。 - 調達用の市場システム(情報系)と実需給運用用の広域システム(制御系)を分離し、中給システムを介してデータ連携するため、市場システムに先行した開発が可能との整理である。 - 中地域から30分周期で始めることを検討し、試験・検証を経て調整力の種類と対象地域を段階的に広げる計画である。 - 制御系のセキュリティ、障害時の現行調整への切替、広域運用が高コストとなる場合の一時停止を要件とし、拡大時期や試験方法は今後調整する。
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需給調整市場システム(調達)・広域需給調整システム(運用)の拡張性・柔軟性について
- 調達・運用の両システムは、2020+X年を見据え、モジュール追加・変更、予備領域確保、機能ロックで拡張性を持たせる案である。 - 調達では2021年度に商品10区分と10区分分の予備領域を設け、約定方式・処理の将来変更に備える想定である。 - 運用では2020年度の中地域・15分応動から、将来は9社・5分応動まで対象を広げる仕様案が示されている。 - いずれも提案・将来仕様の例であり、拡張時には入出力や新旧データの整合性試験が必要で、一定の対応期間を要する。
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需給調整市場のシステム開発等のスケジュール見直し
- 需給調整市場システム(調達)は、検討・試験期間を確保するため、2021年4月運用開始とし、仕様確定の議論を2018年6月末まで行う案である。 - 広域需給調整システム(運用)は調達システムと直接データ連携しないため、先行開発し、2020年度から広域運用を始められるとの作業会の整理である。 - 広域運用は中地域から始め、調達市場創設後に対象商品・地域を段階的に拡大する案であり、一次・二次調整力の広域化は今後の検討事項である。 - 発注仕様確定に向け、残る制度論点や業務フローを検討し、三次調整力②の要件・必要量等を優先して詰める予定である。
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需給調整市場検討小委員会
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