本資料は、第56回需給調整市場検討小委員会および第73回調整力の細分化および広域調達に関する作業会に提出されたものであり、変動性再生可能エネルギー(変動性再エネ)の調整機能の活用方法について検討を行うことを目的としている。
| 課題 | これまでの整理事項 | 小委における論点 | 小委での議論における方向性 |
|---|---|---|---|
| 緊急時電源脱調対応の調整方策 | EPPS考慮による必要量見直しの検討 | 早期の簡易的な対応方法の検討 | |
| 低コスト方式の専用線の拡大可否 | 電柱方式の拡大 | ||
| 将来の変動性再エネ等の活用方法 | 変動性再エネの調整機能の活用を目指す、対象は市場連動型のFIP電源 | 技術面の課題 | 制度面の課題市場への応札 |
需給調整市場への参加方法はリソースの特性に応じて変わり、以下に整理される。
| リソース種別 | 単体参加 | アグリゲーション参加 |
|---|---|---|
| 発電リソース(1,000kW以上) | 単独で入札 | 不可 |
| 発電リソース(1,000kW未満) | 不可 | 複数リソースを束ねて入札 |
| ネガポジ型リソース | 必要 | 必要 |
| 需要リソース | 必要 | 必要 |
以下に、参加方法と必要な計画値、機器個別計測及び一次オフライン枠への参加可否を整理した表を示す。
| 発電リソースポジウット型 | ネガポジ型リソース | 需給リソースネガワット型 | |
|---|---|---|---|
| 単体 | 発電計画 | 発電計画基準値計画1 ネガポジリストパターン | 基準値計画1 需要家リストパターン 機器個別 一次オフライン枠2 |
| アグリゲーション | 発電計画 発電機リストパターン | 機器個別 一次オフライン枠2 | 機器個別 一次オフライン枠2 |
2025年度以降の商品区分および要件は以下の通りである。
| 英呼称 | 一次調整力 | 二次調整力 | 三次調整力 |
|---|---|---|---|
| 入札時間単位 | 3時間 | 3時間 | 3時間 |
| 応動時間 | 10秒以内 | 5分以内 | 5分以内 |
| 経続時間 | 5分以上 | 30分以上 | 30分以上 |
| 並列要否 | 必須 | 必須 | 任意 |
技術面
制度面
今後、制度の緩和および技術開発を進め、変動性再エネの市場参加促進が期待される。
需給調整市場(ΔkW市場)の価格決定方式は、事業者が売り入札したΔkW価格がそのまま約定価格となる。価格はマルチプライスオークション方式が採用されている。
一定額: 0.33 円/ΔkW・30 分または、協議を経て決定した額
需給調整市場におけるペナルティは以下の2つに大別される。
注意: 金銭的ペナルティは、調整力提供者が需給調整市場への供出対価を受け取れず、さらにΔkW落札価格の0.5倍を送配電事業者に支払わなければならない。
FIP制度は再エネ事業者による補助金支給を通じて、発電実績に基づくマネジメントがなされる。
需給調整市場における直接的収益はΔkW約定価格である。
| 主な収益源 | 需給調整市場 | 卸電力市場 | PPA相対契約 |
|---|---|---|---|
| 平常時 | 卸電力市場価格 + 一定額 | 卸電力市場価格 + FIPプレミアム + 非化石価値 | PPA取引価格 + FIPプレミアム + 非化石価値 |
| 出力制御時 | 卸電力市場価格0.01円 + 一定額 | 卸電力市場価格0.01円 + 非化石価値 | PPA取引価格 + 非化石価値 |
需給調整市場取引が対価性で優位になる可能性がある場合は、出力制御断面における調整機能の活用により、得られる対価が明確になる。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「将来の変動性再エネの調整機能の活用方法の検討について」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/jukyuchousei/)をもとに当社作成
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FIT制度は再生可能エネルギーで発電した電気を定められた価格で買い取る仕組み、FIP制度は市場で売った価格に補助額(プレミアム)を上乗せする仕組みです。いずれも再エネへの投資を支えつつ、FIPは電力市場への統合と国民負担の抑制を同時に目指す制度として設けられています[DOC:5719e283-a4f2-4216-89cf-a40a65c1ba13]。
2026年3月14日受渡分から全商品が前日取引・30分ブロックへ移行した[DOC:3e77bc52-8b6a-4fd8-95e4-cc566342a559]。先行した三次②では募集量が約25%減・応札量が約52%増[DOC:87db9e57-f1d8-4048-aecd-5362ed2fe937]。ただし2026年度も応札不足は残り[DOC:1c17d443-fcf2-4203-8256-444e82a7787b]、上限価格は15.00円/ΔkW・30分へ引下げ[DOC:aca2bbfe-5217-4402-9f32-274af0b4588b]。**単価より稼働コマ数で稼ぐ設計への転換が必要である。**
需給調整市場は、電気の需要と供給の細かなズレを埋める「調整力」を、送配電網の運用者が発電所や蓄電池などから市場を通じて調達する仕組みです。2021年度に三次調整力の取引から始まり、2024年4月に全商品の取引が開設されました[DOC:9bbceb0b-8935-4bd9-90e3-f5219f2de76f][DOC:df5ef2ac-a203-4841-84d4-53dde933fe5e]。
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