需給調整市場向けに連系線容量を確保することで得られる調整力調達コストの削減と、時間前市場のエリア間取引制限による調達費用の増加を比較し、社会コストが最小となる時間前市場向け容量αを再算出した。資料は2026年度9月以降の適用予定値を示すものであり、年度を通じた最終確定ではない。取引実績や潮流を見て必要に応じ見直す方針である。
全商品が前日取引化された後のデータを一定期間蓄積してから算出するという2026年1月会合での方針に沿い、過年度実績等を用いて算定した。全商品前日取引化後も、算出値を適用するまでは従来設定を継続していた。
αは時間前市場向けに残す連系線容量である。αを大きくすると時間前市場で他エリアの電源を使いやすくなり、反対に需給調整市場向けの確保容量を増やすと、他エリアの安価な調整力を活用しやすくなる。両市場の便益と費用を各ブロックで合算し、総コストを最小にするαを求める。1ブロックは3時間(6コマ)である。
| 算定要素 | 評価する内容 |
|---|---|
| 需給調整市場 | 広域調達による調整力調達コストの削減額。必要量を満たすようΔkW単価の低い調整力を割り当て、未達分はインバランス単価で計算する。 |
| 時間前市場 | αを超える約定量を市場分断量と仮定し、分断時の調達費用増加額を算定する。 |
| αの決定 | 両市場の影響額を合算し、総コストが最小となる値を採用する。 |
算出結果は、北海道東北間から中国九州間までの連系線・エリア内フェンスについて、順逆方向別、月別、1日8ブロック別に示されている。適用予定値は9月から翌年3月までを対象とする。表ではαを増やすブロックと減らすブロックが区別されているが、資料本文には全行を集約した代表値や連系線ごとの総括値は示されていないため、値は該当月・ブロック・方向の表で確認する必要がある。
これは算出結果の報告であり、固定的な確定値として扱うものではない。2026年度の各商品の取引実績や潮流の状況を踏まえ、必要に応じて確保量を見直すとしている。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「需給調整市場向けの連系線確保量について」(電力・ガス取引監視等委員会)(https://www.egc.meti.go.jp/activity/index_systemsurveillance.html)をもとに当社作成
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