本資料は、第28回需給調整市場検討小委員会における意見募集の結果を反映したもので、電力広域的運営推進機関が作成した。需給調整市場における一次調整力から二次調整力に関する市場設計案が詳細に説明されている。
資料の主な内容は以下のとおりである:
一次調整力における技術要件は以下の通りである:
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| 周波数計測間隔 | 0.1秒以下 |
| 周波数計測誤差 | 0.02Hz以下 |
| 不感帯 | 0.01Hz以下 |
| 調定率 | 5%以下 |
| 遅れ時間 | 2秒以内 |
一次調整力のアセスメントは、落札ブロック時間内における以下の基準に基づいて評価される:
アセスメント I は、ΔkW落札量が供出可能な状態に維持されているかを確認するものである。
| 項目 | 実施内容 |
|---|---|
| 評価対象 | 出力変化量 |
| 評価間隔 | 1秒 |
| 評価方法 | 計測点における出力変化量の近似線を算出し、許容範囲を確認 |
異常時には、電源脱落の発生時刻を起点に、出力変化量が周波数偏差に基づいた理論値に到達することを確認する。
事業者は、原則として 1秒単位 の基準となる計画値を提出する。ただし、負担軽減の観点から 1分単位 の計画値の提出も許容される。
一次調整力における契約不履行時のペナルティは以下のように規定される:
一次のオフラインにおける参入対象リソースとして以下が考慮される:
二次①における事前審査は、リソースの応動が商品および技術要件に適合していることを確認するプロセスである。
| 審査項目 | 模擬信号のイメージ | 出力結果のイメージ |
|---|---|---|
| ① 指令追従性 | LFC模擬信号例パルス指令の場合 | 出力変化量 遅れ時間 指令追従性 時間 |
| ② 遅れ時間 | ||
| ③ 応動時間 | LFC模擬信号例パルス指令の場合 上げ 電源脱落を想定 | 出力変化量 応動時間 5分以内 継続時間 30分以上 |
| ④ 継続時間 |
二次①の契約不履行に対するペナルティは、ΔkW落札価格の1.5倍と定められる。
アセスメントⅠでは通常は意図的または過失がない限りリクワイアメントを果たしていない事象は発生しない。故意または重過失がある場合には金銭的ペナルティの設定や契約解除が含まれる措置が検討される。
二次①のΔkWの精算は、落札ブロックを対象とし、kWhは落札ブロック内すべてを調整力として精算する。アセスメント対象外となる落札ブロック前後はインバランスとして精算される。
┌─────────────────────┐
│ 出力 (kW) │
│ 指令信号は落札ブロック内において発信 │
│ │
│ ┌─────┐
│ 落札ブロック │
│ └─────┘
│ │
│ 出力変化量 │
└─────────────────────┘
複合商品に関する契約不履行時のペナルティは愛しぴこうと三次①、②に準じる。
故意または重過失のケースで改善が見られない場合、金銭的ペナルティの設定や契約解除を含む措置が検討される。電源脱落やシステムトラブルによる長時間停止の場合は、一般送配電事業者に協議して是正対象を決定する。
落札時間ごとに金銭的ペナルティの発生有無を確認し、月あたり3回以上のペナルティ発生時には事前審査を再実施する。
ΔkWの精算は三次①、②に準じて落札ブロックを対象とし、kWhは落札ブロック内すべてを調整力として精算する。アセスメント対象外の落札ブロック前後はインバランスとして精算される。
| 落札ブロック外 | 落札ブロック | 落札ブロック外 |
|---|---|---|
| 出力 (kW) | 発電計画 | 余力 |
| ΔkW | 約定量 | 発電計画 |
| 指令信号等 | 時間 |
| 制御方法 | 制御周期 | 簡易指令適用可否 | 応動時間 | 留意事項 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 二次① | LFC | 0.5秒数十秒 | 5分 | ||
| 二次② | EDC | 数分 | O | 5分 | 応動時間内に指令値へ到達必要 |
| 参考三次① | EDC | 数分 | O | 15分 |
従来の専用線は信頼性が高いが、新設コストが高額で工期も長い。2020年6月以降、一般送配電事業者では電柱に添架した光ケーブルを専用線の一つとして適用中である。
| 概要 | マイクロ波無線方式 | 鉄塔方式 | 地中方式 | 電柱方式 |
|---|---|---|---|---|
| 信頼性 | 高い | 高い | 高い | 高い(やや劣る) |
| 新設時のコスト | 高額 | 比較的高額 | 比較的高額 | 低額 |
| 工期 | 10ヶ月数年程度 | 10ヶ月数年程度 | 10ヶ月1年程度 | 10ヶ月1年程度 |
商品要件に関する情報は以下の通りである。
| 英呼称 | 一次調整力 | 二次調整力① | 二次調整力② | 三次調整力① | 三次調整力② |
|---|---|---|---|---|---|
| 指令制御 | オフライン自動制御 | オンラインLFC信号 | オンラインEDC信号 | オンラインEDC信号 | オンライン |
| 監視 | オンライン | オンライン | オンライン | オンライン | オンライン |
| 回線 | 専用線 | 専用線 | 専用線 | 専用線または簡易指令システム | 専用線または簡易指令システム |
| 応動時間 | 10分以内 | 5分以内 | 5分以内 | 15分以内 | 60分以内 |
| 継続時間 | 5分以上 | 30分以上 | 30分以上 | 商品ブロック時間(3時間) | 商品ブロック時間(3時間) |
| 並列要否 | 必須 | 必須 | 任意 | 任意 | 任意 |
| 指令間隔 | 自動制御 | 0.5数十秒 | 数秒数分 | 数秒簡易指令システムで調整可能 | 30分 |
本資料では、需給調整市場における一次調整力から二次調整力に至るまでの市場設計案が詳細に検討されている。技術要件、アセスメントの方法、基準の設定方法等が明確に定められており、事業者に対する具体的な対応が示されている。これにより、需給調整市場の円滑な運営が期待される。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。