2024年度から需給調整市場における一次調整力の調達が開始される予定で、必要量の確保が求められている。これに伴い、調整力の供出可能量の見直しが必要である。
一次調整力は以下の目的で設定されている:
需給調整市場検討小委員会において、供出可能量の見直し結果が示され、委員の意見を求める予定である。
| 要件名 | 詳細 |
|---|---|
| 指令制御 | オフライン自端制御 |
| 応動時間 | 10秒以内(異常時のみ) |
| 継続時間 | 5分以上(異常時のみ) |
| 並列要否 | 必須 |
| 監視間隔 | 1数秒 |
| 計測間隔 | 0.1秒以下 |
| 計測誤差 | 0.02Hz以下 |
GF供出可能量は以下の条件の小さい方で制約される:
電源脱落による周波数低下を1Hzと仮定した場合の試算は以下の通りである。
| 電源種別 | 機械的限界 | 調定率に応じた供出可能量 (1Hz周波数低下) |
|---|---|---|
| 火力機 | 定格容量の5%以上 | 基準周波数50Hz: 25.3% 基準周波数60Hz: 21.1% (調定率5%) |
| 揚水機 | 定格容量の50%程度 | 基準周波数50Hz: 42.1% 基準周波数60Hz: 35.1% (調定率3%) |
一次供出可能量の見直しを通じて、発電機のより効率的な利用が目指されている。
| 考え方 | 基準周波数 | GF供出可能量2023年度まで | 一次供出可能量現行 | 一次供出可能量見直し案 | 参考機械的限界 |
|---|---|---|---|---|---|
| 火力機調定率5% | 50Hz | 25.3% | 5.1% | 24.0% | 5%以内 |
| 火力機調定率5% | 60Hz | 21.1% | 4.2% | 20.0% | 5%以内 |
| 揚水機調定率3% | 50Hz | 42.1% | 8.4% | 40.0% | 50%程度 |
| 揚水機調定率3% | 60Hz | 35.1% | 7.0% | 33.3% | 50%程度 |
アセスメント IIでは「周波数低下最下点に応じた供出量を確認する(応動時間の考慮なし)」へと変更することを目指し、逐次ハンドで対応する。
供出可能量の見直しにより、2023年度以前のGF機能との乖離が解消される見込みであり、応札不足の解消も期待される。
調定率については周波数変動幅に応じて変更しないことが原則であり、平常時の供出可能量に悪影響を及ぼすため際限なく変動することは認められない。
調定率の下限値についても検討を要する。
一次供出可能量の見直しにより、機械的限界が大きい発電機の活用が進み、早期の見直しが求められる。今後の議論により、需給調整市場がより効率的に運用されることが期待される。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「一次調整力における供出可能量の考え方の見直しについて」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/chouseiryoku/index.html#jukyuchousei)をもとに当社作成
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