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電力広域的運営推進委員会 ・ グリッドコード検討会

第20回 グリッドコード検討会

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この回のダイジェスト

第20回はJC-STAR★1要件化案、蓄電池の充電側力率案、IBR協調検討の前倒し案を提示した。

この回で示されたこと

  • 通信機能付き制御システムを持つ分散型電源にJC-STAR★1製品を求める要件案を提示した。太陽光・蓄電池は2027年4月、低圧50kW未満は経過措置を設けて同年10月の適用開始を提案し、風力・燃料電池等の時期は継続確認とした。資料3
  • 系統用蓄電池の充電時に進み力率で無効電力を注入し、充電・放電の力率を個別に設定する要件案を示した。適用開始は2027年4月、低圧50kW未満は同年10月を予定し、既設設備への遡及適用は行わない案である。資料4
  • 蓄電池を含むIBRの制御・保護システムの協調・優先順位について、フェーズ3からフェーズ2’へ検討を前倒しし、2026年度中の審議完了を目指す案を示した。優先順位や挙動は未決定である。資料5
  • 海外5事例の調査から、DER脱落には事故中だけでなく事故除去後の電圧回復時の出力変化や制御・保護設定も関係すると報告し、FRT要件見直しで電圧回復過程と機器への影響を確認することを提案した。国内要件の改定内容は示していない。資料1
  • フェーズ2’は2030年を待たずに必要な要件を優先検討し、2027年度の要件化を目標とする段階であり、第20回ではサイバー対策、蓄電池の充電側力率、IBR協調検討の前倒しを議題とした。資料2

前回からの変化

  • JC-STAR★1について、第19回の検討継続提案から、対象をIP通信を用いる制御システムとし、太陽光・蓄電池の適用開始時期を2027年4月、低圧50kW未満を同年10月とする具体案が示された。資料2資料3
  • 第19回にフェーズ2’で検討予定とされた蓄電池の力率設定について、充電時に進み力率で無効電力を注入し、充放電別に設定する要件案と適用時期が示された。資料2資料4
  • 制御・保護システムの協調・優先順位について、蓄電池を含むIBRを対象にフェーズ2’へ検討時期を前倒しし、2026年度中の審議完了を目指す案が新たに示された。資料2資料5
  • FRT見直しに関する海外調査で、事故時の電圧・位相変化に加え、事故除去後の電圧回復過程でのDER脱落要因を整理し、回復時の機器影響も確認する提案が加わった。資料1

今後の予定・残った論点

  • JC-STAR★1案の対象範囲、風力・燃料電池等の適用時期、関連規程・ガイドラインの改訂を引き続き検討する。資料3
  • 蓄電池の充電側力率案を審議し、2027年の適用に向けた規程改定を進める。資料4
  • IBRの優先順位と各機能の挙動を整理し、2026年度中の審議完了を目指す。資料5
  • FRT要件見直しでは事故除去後の電圧回復過程も確認する。資料1

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    海外文献調査報告 (系統事故に伴う分散型電源の脱落事例)

    - 海外5事例では、DER脱落は事故直後の電圧・位相擾乱に加え、事故除去後の電圧回復と出力変化、インバータ制御・保護設定の組み合わせでも発生した。今回のFRT見直しでは、回復過程の影響も関係者で確認することが提案されている。要件改定は未決定である。 - オデッサでは太陽光が2021年に1,112MW、2022年に1,711MW低下し、過電流・過電圧・位相跳躍検出・DC母線不平衡など複数の要因が確認された。 - 南イングランドでは電源1,878MWの脱落後に約1GWの負荷遮断、南オーストラリア州では複数擾乱による風力456MWの持続的脱落と連系線遮断を経てブラックアウトに至った。 - 海外報告は、保護設定・インバータ制御の更新、停止後の迅速な出力復帰、連続擾乱へのFRT対応などを勧告・実施例として示すが、日本での採用決定は記載されていない。

  2. 2

    第20回検討会の位置づけと資料内容

    - フェーズ2’は蓄電池導入や最新知見を踏まえ、2030年を待たずに必要な要件を優先検討し、2027年度の要件化を目標とする。 - 第20回では、分散型電源のサイバーセキュリティ要件、蓄電池の充電側力率設定、IBRの制御・保護協調の検討前倒しを審議する。 - FRT見直しは特高系を先行し、高低圧系も継続検討するほか、スペイン停電の要因確認と日本での対応要否を検討する。 - フェーズ1要件の記載明確化案は了承済みであり、適用や運用に伴う残論点は引き続き整理する。

  3. 3

    分散型電源のサイバーセキュリティ対策の要件化について

    - 分散型電源の系統連系時に、通信機能付き制御システムへJC-STAR★1製品の使用を求める案が示された。対象は太陽光、風力、蓄電池、燃料電池等で、制度改定前の提案段階である。 - PCS・EMS等のIP通信機器が対象となり、発電設備を制御する遠隔監視装置等も要件対象になり得る。設置者向け既存ガイドラインに、製品単位の対策を追加する位置づけである。 - 太陽光・蓄電池は2027年4月開始を提案し、低圧50kW未満は旧製品在庫への経過措置を設けて2027年10月開始とする案である。 - 風力・燃料電池等の開始時期は対応見通しを確認中であり、独自のJC-STAR★2以上の基準も今後審議する。

  4. 4

    個別技術要件検討「電圧変動対策(充電側力量設定)」

    - 系統充電で順潮流が生じる高圧・低圧の蓄電池を対象に、充電時の進み力率一定制御を求める要件案である。逆潮流のない自家消費用蓄電池などは対象外である。 - 2040年度想定の試算では、標準モデルで逸脱3フィーダーすべて、厳しめモデルで5フィーダー中4つの対策工事削減が可能とされ、充放電別に力率を設定する方式が望ましいと評価された。 - 系統連系技術要件と系統連系規程の改定案を提示し、2027年4月適用、低圧50 kW未満は2027年10月適用を予定する。既設設備への遡及適用は行わない。 - 資料末尾では対象・実現性・費用を事務局案どおりとする整理が示されているが、最終決定の記載はない。

  5. 5

    個別技術要件「制御・保護システムの協調・優先順位」検討時期の一部前倒し

    - 全電源種についてフェーズ3で検討予定の「制御・保護システムの協調・優先順位」を、蓄電池を含むIBRに限りフェーズ2´へ前倒しする案であり、意見を求めている。 - 蓄電池では周波数調整機能、出力制御指令、N-1電制指令、出力変化速度上限などが競合し得るため、機能間の優先順位と挙動を整理する。 - 系統連系技術要件の既存・検討予定機能を対象とし、機器仕様に関わる事項は除外する方針で、2026年度中の審議完了を目指す。 - 資料は検討時期の前倒し案を示すものであり、具体的な優先順位や要件は未決定である。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

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