資料は、全電源種を対象にフェーズ3(2030年度頃の要件化)で検討予定としていた「制御・保護システムの協調・優先順位」について、蓄電池を含むIBRを対象に検討時期をフェーズ2´へ前倒しする案を示し、意見を求めるものである。前倒しの対象はIBRであり、全電源種を対象とする当初の整理はフェーズ3での検討事項として残る。
フェーズ2´では蓄電池に複数の機能を実装する検討が進んでいる。同時に異なる指令や要件が作用した場合、各機能が競合し得るため、実装時の混乱を避ける目的で優先順位と挙動を先に整理する必要がある。
| 整理する事項 | 範囲・時期 |
|---|---|
| 優先順位 | 系統連系技術要件で規定済み、または今後要件化を検討する機能を対象とする。運転可能電圧範囲など機器仕様に関わる事項は除く。 |
| 各機能の挙動 | 優先順位に基づく処理方法を整理する。 |
| 審議完了の目標 | フェーズ2´の期間内、2026年度中の審議完了を目指す。国の審議会等の議論状況も踏まえる。 |
これは検討の方向性と目標であり、要件内容や優先順位の決定を示すものではない。審議会日程表ではE2「制御・保護システムの協調・優先順位」の検討枠を2026年度の後半に置いている。
海外規定の紹介では、RfGは系統・発電設備の保護を最優先とし、疑似慣性、周波数制御、出力抑制、出力変化速度制限の順を示す。IEEEの大規模IBR要件例では、保護・トリップや運転継続、有効電力・周波数応答、出力制限、無効電力・電圧制御などに優先順位を設けている。国の審議会での議論例では、出力制御指令と調整力指令が併存する場合の設備対応として「出力制御指令>調整力指令>計画値」とする案が示されており、具体的には出力制御上限を超えない範囲で調整力指令(なければ計画値)に従う考え方である。これらは参考事例であり、本資料の前倒し案における確定順位ではない。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「個別技術要件「制御・保護システムの協調・優先順位」検討時期の一部前倒し」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/gridcode/)をもとに当社作成
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