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電力・ガス取引監視等委員会 ・ 電気の経過措置料金に関する専門会合

第3回 電気の経過措置料金に関する専門会合

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この回のダイジェスト

海外事例と電源アクセスを踏まえ、解除基準案とベースロード市場の設計論点が示された。

この回で示されたこと

  • 諸外国の料金規制解除では、消費者の切替え・選択肢、市場構造・行動、競争基盤の持続性を評価している。アイルランドは家庭部門の切替率10%以上など複数の数値条件を設け、英国は複数指標の総合評価とし、特定の閾値を設けていない。資料1
  • 解除後の競争維持策として、英国の卸市場制度変更や発電所売却要請、スペインのVPP利用権競売、アイルランドの発電設備売却、テキサスの容量オークションなどが紹介された。資料1
  • 経過措置料金の指定・解除基準は未決定であり、中間論点整理案を基礎に、消費者の状況、低圧市場の競争圧力、市場行動、競争環境の持続性を総合評価する進め方が示された。競争者Bと供給余力Cは必須、旧一般電気事業者の地位Aと他燃料からの圧力Dは付加的事項とする案である。資料2
  • 需要家との地域別の意見交換を行い、議論に反映する案が示された。解除時の周知、電源アクセスの公平性、解除後の不当な値上げの事後監視、三段階料金の福祉・省エネ機能と代替策も追加検討事項に挙げられた。資料2
  • 競争の持続性の評価では、旧一般電気事業者の小売部門と新電力の電源アクセスが中長期に同等となる仕組みの有無を重要な判断要素とする。2018年6月時点で新電力の調達に占めるJEPX比率は45.5%、常時バックアップは9.4%であり、相対取引は総需要の3.16%、電源開発の石炭火力の累計切出しは52.6万kW(保有量の約6.4%)と示された。資料3
  • ベースロード市場は2019年度の取引開始、2020年度の受渡開始を目標とする設計方針が示された。新電力シェア12%などの前提で開始時の供出量を約560億kWhと試算し、北海道、東北・東京、中部・関西・北陸・中国・四国・九州の3市場に分ける案である。資料4

前回からの変化

  • 解除基準の検討が、前回の提出者意見や地域事例を中心とした議論から、消費者状況・競争圧力・市場行動・持続性を総合評価する具体的な枠組み案へ進んだ。B(競争者)・C(供給余力)を必須とし、A・Dを付加的とする整理も示された。資料2
  • 前回の意見で求められた電源アクセスの公平性について、今回は電源構成・調達比率・市場流動性の数値を用いて現状と課題が整理され、ベースロード市場の制度設計案も示された。資料3資料4
  • 消費者への情報提供や意見反映という前回の要望に関連し、需要家の認知を踏まえた地域ごとのオープンな意見交換を実施し、専門会合に反映する案が加わった。資料2

今後の予定・残った論点

  • 指定・解除基準の各要素や「有力で独立した複数の競争者」の定義、地域差を踏まえた評価方法を具体化する。資料2
  • 卸市場・供給余力、内部補助、自由化前に稼働した電源開発電源の扱いなど、競争持続性に必要な対応を検討する。資料3
  • ベースロード市場の供出価格・供出量・購入枠・市場範囲の設計を進める。資料4
  • 需要家との地域別意見交換を行い、その内容を専門会合の議論に反映する。資料2

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    諸外国における料金規制解除時の考慮要素について

    - 6か国・地域の比較では、消費者の切替状況、市場構造、市場行動が共通の評価軸であるが、資料は各国制度の参考整理であり、国内制度の決定・提案ではない。 - 明示的な数値基準の例はアイルランド(家庭部門の切替率10%以上など)とテキサス(新規小売事業者のシェア40%超など)であり、英国は複数指標を総合評価して閾値を置いていない。 - 解除後の競争維持には、競争法に加え、発電設備の売却、VPP利用権競売、容量オークションや所有制限などを料金規制とは別に用いる例がある。 - 解除後も消費者の選択が直ちに広がるとは限らず、スペインでは廃止後に多数がラスト・リゾート価格を利用し、2014年にPVPCへ移行した。

  2. 2

    指定等基準その他に関する今後の検討事項について

    - 経過措置料金の解除基準は未決定であり、研究会の中間論点整理案を基礎に、各国の競争評価も踏まえて具体化する案が示された。 - 消費者の状況、低圧市場の競争圧力、市場行動・競争基盤、競争環境の持続性を総合的に評価する。競争者の複数存在と供給余力は必須項目である。 - 地域ごとに需要家とのオープンな意見交換を行い、専門会合の議論に反映する案が示された。 - 競争者の定義、卸供給の公平性、解除後の事後監視、消費者への説明や3段階料金の評価などが追加検討事項である。

  3. 3

    指定等基準に関する検討①:(競争の持続的確保)

    - 経過措置料金の撤廃に向けた競争評価では、旧一般電気事業者の小売部門と新電力の電源アクセスが中長期にわたり同等に担保されるかが重要な判断要素である。 - 国内施策で市場流動性と新電力の調達機会は改善したが、2018年6月時点で新電力調達の45.5%がJEPX、相対取引供給は総需要の3.16%にとどまり、短期市場依存が残る。 - 安価なベースロード電源へのアクセス制約や価格高騰時の経営リスク、電源開発電源の限定的な切出しが課題として示されている。 - 対応策は未決定であり、中長期市場の流動性、内部補助による競争歪曲、既存電源の扱いなどを今後検討する論点として提示している。

  4. 4

    ベースロード市場について

    - ベースロード市場は、新電力の安価な電源へのアクセスを促すための制度であり、2019年度の取引開始、2020年度の受渡開始を目標として設計された。 - 大手電力等には、発電平均コストから容量市場収入等を控除した上限価格を基礎に供出を求め、供出価格と社内調達価格の妥当性を監視する方針である。 - 当初供出量は新電力等の需要・ベースロード比率等から算定し、前提条件の下で約560億kWhと試算、購入枠は各社の実績需要に基づき設定する案である。 - 取引は単一価格オークションとスポット市場経由の受渡しとし、連系線の分断頻度を踏まえ3市場エリアに分ける設計である。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

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