2023年度メインオークション(対象実需給年度:2027年度)の需要曲線原案は、最新の供給計画と経済指標に基づき、目標調達量1億8,447万kW、Net CONE 9,769円/kW、上限価格14,653.5円/kWと算定された。上限価格での調達量は1億8,364万kW、価格ゼロでの調達量は1億8,982万kWである。これは原案であり、国の関連審議会等の意見を踏まえて広域機関が決定・公表する。
目標調達量は前年度比618万kW(3.5%)増。主な増加要因は、供給信頼度評価の見直しを反映した偶発的需給変動分(+158万kW)、持続的需要変動対応分をH3需要の1%から2%へ変更したこと(+162万kW)、追加設備量の増加(+142万kW)である。全国H3需要も2027年度断面で1億6,060万kWとなり、前年度算定時より156万kW増えた。
| 算定要素 | 2023年度の扱い・量 | 前年度からの主な変化 |
|---|---|---|
| 目標調達量 | 1億8,447万kW | +618万kW |
| 偶発的需給変動分 | 1,684万kW | +158万kW。新EUE基準0.044を適用 |
| 追加設備量 | 382万kW | +142万kW。年間停止可能量1.9か月分を確保 |
| 持続的需要変動分 | 321万kW | +162万kW。H3需要の2%に変更 |
供給信頼度の見直しでは、稀頻度リスクを通年1%、厳気象対応を夏冬3%・春秋2%とし、新たなEUE基準を0.044kWh/kW・年とした。春秋の厳気象対応・稀頻度リスク分は、今回のオークションでは安定電源の補修調整で対応し、発動指令電源の追加調達は行わない案である。追加設備量は、計画停止可能量が前年度より少なくなるため増加する。
Net CONEは、CCGTをモデルプラントとする最新の経済指標等を用いて9,769円/kWと算定された。前年度の9,557円/kWから212円/kW上昇した。容量市場以外の収益はGross CONEの34%を用いてインフレ影響を反映し、5,033円/kWとした。
約定処理では、FIT電源等の期待容量1,612万kW、追加オークションで調達予定の321万kW、容量市場外の見込み供給力控除量120万kWを加算する。加えて、オークションで落札していない石炭・バイオマス混焼のFIT電源等を応札後に確認し、その供給力を事後的に反映する(量はαとして未確定)。容量市場外の供給力控除量120万kWは、制度検討作業部会で示された方向性を反映したものである。
原案はこの後、制度検討作業部会を含む国の関連審議会等で審議される予定である。意見を踏まえて広域機関が需要曲線を決定し、公表する。資料時点の予定は、審議・公表とも2023年7~8月である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「2023年度メインオークションにおける需要曲線の原案について」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/youryou_kentoukai/)をもとに当社作成
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