2024年度メインオークション(対象実需給年度:2028年度)の需要曲線原案は、目標調達量1億8,616万kW、指標価格(NetCONE)9,875円/kW、上限価格14,812.5円/kWである。上限価格での調達量は約1億8,496万kW、調達価格ゼロでの調達量は約1億9,204万kWと算定された。これは検討会で報告された原案であり、国の関連審議会等の意見を踏まえて広域機関が決定・公表する段階にある。
| 原案の主要値 | 2028年度向け |
|---|---|
| 目標調達量 | 1億8,616万kW |
| NetCONE/上限価格 | 9,875円/kW/14,812.5円/kW |
| 上限価格での調達量 | 約1億8,496万kW |
| 調達価格ゼロでの調達量 | 約1億9,204万kW |
目標調達量は前年度の2027年度向け1億8,447万kWから約169万kW増加した。需要想定(全国H3需要、離島除き)は約2万kW減った一方、供給信頼度評価の更新に伴う偶発的需給変動分が約96万kW、追加設備量が約75万kW増加した。追加設備量は、年間停止可能量を1.9か月分確保する前提のもと、安定電源の補修調整で対応する春季・秋季の厳気象・稀頻度リスク分が増え、計画停止可能量が減少したことも反映している。
| 目標調達量の比較・主な差分 | 2024年度向け | 前年度比 |
|---|---|---|
| 全国H3需要(離島除き) | 1億6,058万kW | 約▲2万kW |
| 偶発的需給変動分 | 1,780万kW | 約+96万kW |
| 追加設備量 | 457万kW | 約+75万kW |
| 目標調達量 | 1億8,616万kW | 約+169万kW |
供給信頼度評価では、偶発的需給変動対応と厳気象対応に毎年の最新データを用いる考え方を反映した。算定結果の目標停電量は0.016kWh/kW・年であり、前年度の0.044から変化した。NetCONEは最新の経済指標等を反映して9,875円/kWとなり、前年度から106円/kW上昇した。他市場収益にはGrossCONEの34%を用いる考え方が資料に示されている。
約定処理では、容量市場で約定対象としないFIT電源等の期待容量などを供給力に加算して約定電源を決める。2028年度向けの加算量は2,299万kWに、応札後に確認して反映する供給力αを加える構成である。内訳にはFIT電源等1,681万kW、追加オークションで調達予定の321万kW、容量市場外供給力の控除量186万kW、長期脱炭素電源オークションの契約容量111万kWが含まれる。春季・秋季の厳気象・稀頻度リスク対応は、原案では安定電源の補修調整による整理である。
原案は今後、電力・ガス制度検討作業部会など国の関連審議会等で審議される予定である。広域機関は審議会等の意見を踏まえて需要曲線を決定し、2024年7月頃を目途に公表する予定である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「2024年度メインオークションにおける需要曲線の原案について」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/youryou_kentoukai/)をもとに当社作成
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火力電源の休廃止は、もはや「将来の供給力不足リスク」ではなく、足元の調達コストと需給運用に現れている事象である。2026年度夏季の東京エリアでは8月の予備率見通しが0.9%にまで低下し、120万kWの追加供給力公募が実施された [DOC:04141b99-b33c-4e9e-9ad0-70876a34b77b]。一方で容量市場の指標価格(Net CONE)は2年で約2.1倍に上昇しており、供給力を「維持する費用」が制度を通じて可視化されつつある。
2026年度メインオークションの需要曲線原案では、指標価格(Net CONE)が**20,911円/kW**、上限価格が**31,366.5円/kW**と算定された [DOC:dc5ae962-8b4f-4b58-975a-213e09059bb3]。前年度(2025年度メインオークション)はNet CONE **10,075円/kW**、上限価格 **15,112.5円/kW** であり [DOC:93928121-b16d-46a9-b6db-4c842c84769f]、需要曲線の価格軸が実質的に倍になった。
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