2020年度上期のスポット市場前の電源Ⅱ事前予約について、広域機関は中部・四国エリアの実績を検証し、特段の問題は認められなかったと評価した。予約量は必要量を確保できており、予約時点でバランス停止中の起動可能な電源Ⅰ・Ⅱはなかった。これは委員会の評価案であり、今後も一定期間の実績を集約して報告する方針である。
| エリア | スポット市場前の実績 | 実需給時のバランス停止 |
|---|---|---|
| 中部 | 13コマ・3日 | なし |
| 四国 | 201コマ・23日 | 11コマ・2日 |
その他のエリアでは、スポット市場前・市場後とも事前予約実績はなかった。
事前予約量は「上げ調整力必要量(需要予測の7%+太陽光下振れリスク)-電源Ⅰ・電源Ⅰ’確保量」で算定する。ただし、算出量が電源Ⅱ余力想定量を上回る場合に限って予約する仕組みであり、必要量の不足が見込まれる全コマを一律に予約するものではない。検証では、中部・四国ともこの条件に該当したコマのみ予約していたことが確認された。
上げ調整力必要量が最大となったコマの事前予約量は、中部で最大134万kW、四国で最大85万kWであった。調整力提供者からの通知量は不足なく確保された。予約対象時間は需要の高い14~15時ごろに多い傾向が示された。
四国では予約対象コマの実需給時にバランス停止が2日発生した。いずれも当日直前の気象・予報や太陽光出力想定を確認し、太陽光の上振れ可能性が高まったと判断したケースである。予約実施23日に対して発生は2日に限られたことから、資料は予約時点の必要量算定に特段の問題はないと評価している。中部では発生しなかった。
必要量最大コマの上げ調整力発動実績は、中部が必要量の41.5%、四国が各月で63.3%、9.0%、マイナス14.3%、16.2%であった。資料は、予約が太陽光の下振れリスクに備えるものであり、実需給時には下振れ幅が小さくなる、または下振れが生じない場合があるため、発動実績が低くなることもあると説明している。
中部の予約は2019年度下期の17日から2020年度上期の3日に減少した。資料では、揚水発電の余力想定を市場動向に応じて精緻化したことや、電源Ⅰ’の増加が要因として推測されている。四国は2019年度下期の16日から上期の23日に増加し、太陽光設備量の増加などが要因として推測されている。これらは資料上の推測であり、確定した因果関係ではない。
今後も、実需給断面でのバランス停止の有無と頻度を確認し、一定期間ごとに事前予約実績の検証結果を委員会へ報告する方針である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「2020年度上期の電源 II 事前予約の事後検証について」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/chousei_jukyu/)をもとに当社作成
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