本資料は、一次~二次調整力②と複合商品について、事前審査・アセスメント・精算の共通ルールと商品別条件を整理し、三次②の市場ルール変更案も示すものである。多くの項目は設計案として提示され、詳細は一般送配電事業者の取引規程で定める。一次~二次②の市場開設は2024年度を目指す。
| 対象 | 主な評価条件 | 精算・不履行時の要点 |
|---|---|---|
| 一次 | 平常時は出力変化の近似線の傾きが調定率と同方向か確認。異常時は10秒後の理論応動量の90%以上を目安に、最低5分継続 | ΔkWは落札ブロックで精算。kWhは市場単価ではなく、託送契約のインバランス単価確報値で精算。異常時に不適合なら初回でも再審査し、通過できなければ一定期間の参加禁止等を講じる案 |
| 二次①・② | 指令値等に対する許容範囲内の滞在率を評価。二次①・②とも原則90%以上。余力を活用する場合も、落札ΔkWの範囲内で指令追従を確認 | ΔkWは落札ブロックで精算。kWhは落札ブロック内を調整力、前後をインバランスとして精算。不履行対応は三次①・②の整理を適用 |
| 複合商品 | 複数指令を一体とみなし、単一商品の許容範囲を合算。一次を含む場合は一次の落札ΔkWも許容範囲に加える | 不適合ペナルティは複合約定商品一体に課す。kWhは商品別に分けず市場契約単価で精算 |
共通の金銭的ペナルティ強度は、原則として落札ΔkW価格の1.5倍である。アセスメントⅡのペナルティが月3回以上となれば事前審査を再実施する扱いであり、予見できない系統起因の出力抑制等は申出を条件にペナルティ強度を1.0倍とし、不履行回数のカウントから除外する。複合商品の不適合については、原因が特定できない既設機の事例を踏まえ、当面は状況確認を行い、リソース側の応動不備が明らかな場合にペナルティ対象とする。
一次のオフライン参入は、DSR、蓄電池、最低入札量を満たす1,000kW未満の発電機を対象とする案である。オフラインは通信線以外をオンラインと同じ要件とし、オンラインと区別せずΔkW単価順に約定させる。事後提出データの不正には抜き打ち確認を行い、金銭的ペナルティや一定期間の市場退出、悪質な場合の会員資格はく奪等を設ける。
二次①は秒単位の指令制御が必要なため専用線のみとする。二次②は簡易指令システムも適用対象とするが、休止時間を反映する中給改修後、各エリアの準備に応じて順次開始する。一次、二次①および簡易指令接続の二次②ではDSR等のアグリゲーション参入を認める方針で、専用線接続の二次②は事業者の申出に応じて検討する。一次・二次①のアグリゲーション開始は2024年度、簡易指令接続の二次②は改修完了後である。
三次②は、調達不足への対応として入札単位を3時間から30分へ短縮し、応動時間を45分から60分へ延長する。また、下げ代不足時に停止予定ユニットが応札できるよう、調整力公募併存中(2023年度まで)は一般送配電事業者によるユニット並解列を可能とし、恒久対応として需給当日のユニット解列も認める案である。方法1を2024年度以降も続けるかは別途検討する。
下げ代不足対応は2023年度適用開始、ブロック時間・応動時間の変更は2025年度適用開始を予定する。システム開発や改修内容の確定、BGの工事時期によって遅れる可能性がある。一次~二次②については、予定どおり2024年度の市場開設を目指す。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「一次調整力〜二次調整力②、複合商品、三次②のルール見直し等に関する市場設計案について<意見募集結果反映(案)>」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/chousei_sagyoukai/)をもとに当社作成
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需給調整市場は2026年3月14日受渡分から全商品が前日取引・30分単位に移行し、二次調整力②を含む一次〜三次①は「複合市場」として一括で約定される仕組みに変わった(開始済み)[DOC:3e77bc52-8b6a-4fd8-95e4-cc566342a559][DOC:21690b2a-d72a-4827-91b3-b012b62f0db9]。商品単体の要件だけを見て応札可否を判断すると、実際の約定量・約定単価の決まり方を読み違える構造になっている。
需給調整市場は、電気の需要と供給の細かなズレを埋める「調整力」を、送配電網の運用者が発電所や蓄電池などから市場を通じて調達する仕組みです。2021年度に三次調整力の取引から始まり、2024年4月に全商品の取引が開設されました[DOC:9bbceb0b-8935-4bd9-90e3-f5219f2de76f][DOC:df5ef2ac-a203-4841-84d4-53dde933fe5e]。
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