北海道NW・東京PGは、風力実証を2024年度から終了し、実証風力の予測誤差も他の自然変動電源と一体で扱い、需給調整市場(三次②)を通じて広域的に調整力を調達する運用への移行を目指す。2023年12月の系統ワーキンググループで了承された方針であり、事業者との調整・契約変更などを進めている段階である。
| 論点 | 現行の実証運用 | 実証終了後の運用案 |
|---|---|---|
| 調整力 | 実証風力の前日~GC時点の予測誤差に東京エリアの調整力を充当 | 実証風力を他の自然変動電源と一元的に扱い、需給調整市場(三次②)で広域調達 |
| 出力制御 | 連系線停止などで東京の調整力を使えない場合に実施 | 必要な調整力を確保できない場合に実施 |
| 連系線マージン | 実証用に設定 | 実証用マージンは不要との認識 |
2017年11月に始まった実証は、北海道の調整力不足を補い、風力連系を拡大する取組である。実証風力の前日予測量をスポット市場に供出し、前日から実需給1時間前までの予測差分を東京PGとの連系線潮流制御で調整、1時間前以降の差分は北海道エリア内で調整する。募集量20万kWに対し、2023年10月末の連系量は19.31万kWであり、全量19.8万kWの連系は2025年度の見込みである。当初計画より運転開始が約4~5年遅れている。
実証では、風力の予測誤差や短周期変動の平滑化を一定程度確認したほか、遠隔による出力上限制御と、連系線を介したエリア間の調整力授受を実運用につながる技術として確立した。現在は需給調整市場・広域需給調整が始まり、自然変動電源全体の予測誤差に対してエリア内外の調整力を活用する仕組みが整ったため、実証風力だけを個別に調整する運用からの移行が提案されている。平滑化効果の傾向は引き続き確認する。
2024年4月からの移行を目指して事業者との調整を進めており、接続の維持、運用方法・出力制御の扱いの変更について説明し、契約変更を含む理解を得る必要がある。実証の検証評価は対象サイトの大部分の連系により実施できているとの整理だが、全サイトの連系完了は移行予定時点より後の見込みである。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「風力発電の導入拡大に向けた実証試験について」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/chousei_jukyu/)をもとに当社作成
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