2050年度までの全国電力需要想定に、直接空気回収(DAC)を追加要素として暫定試算した資料である。年間電力需要は、Lowで2040年0.1・2050年0.5 TWh、Midで0.5・3 TWh、Highで7・12 TWhと推計される。いずれも2020年は0 TWhであり、確定値や決定ではなく、回収量と単位電力消費量を置いたシナリオ試算である。
| ケース | 2040年度 | 2050年度 | 回収量の主な前提 |
|---|---|---|---|
| Low | 0.1 TWh | 0.5 TWh | 0.5 MtCO₂/1 MtCO₂ |
| Mid | 0.5 TWh | 3 TWh | 1 MtCO₂/5 MtCO₂ |
| High | 7 TWh | 12 TWh | 14 MtCO₂/24 MtCO₂ |
※回収量は2040年度/2050年度。全ケースで電力消費量を500 kWh/tCO₂と仮定。
電力需要は「単位電力消費量×CO₂回収量」で算定し、単位電力消費量には事例の多いClimeworks社を参考に500 kWh/tCO₂を置く。Highの2050年回収量は、IEAのAPSにある日本全体のCO₂除去量を基礎とし、世界の除去量に占めるDACCS(DACによる回収・貯留)の割合を日本にも適用して貯留量を推計する。利用量は、IEAのDAC関連プロジェクトで利用目的が占める回収容量比率(約35%)が将来も一定との仮定などから別途推計する。したがって、推計結果はこれらの仮定に依存する。
2022年の世界のDAC回収量は年間約8,000 tCO₂で、大規模事例は限られ、多くは年間100 tCO₂以下の利用目的である。米国では2024年に年100万tCO₂規模の計画があるが、資料は税額控除の効果が大きく、世界的傾向とはみなせないとしている。日本では化石燃料起源CO₂の貯留事業が中心で、DAC実証は小規模に始まった段階である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「2050年度までの全国の長期電力需要想定 -追加的要素(DAC) の暫定試算結果-」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/shorai_jukyu/)をもとに当社作成
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