本資料は、2050年カーボンニュートラルを目指す中での電力需給シナリオに関する技術的な検討結果を示している。デロイトトーマツコンサルティングが作成したもので、エネルギー政策や需給に関する要点を探ることを目的としている。
2050年カーボンニュートラルを前提とし、以下の3つのシナリオを仮定した。
| シナリオ名 | CO2削減目標 (2013年比) | CCS貯留量 | 原発設備容量 | 水素輸入量 | DAC* |
|---|---|---|---|---|---|
| 再エネ小・原子力大 | 2030年46%、2050年カーボンニュートラル | 2030年0.09億トン上限, 2050年1.80億トン上限 | 2050年37 GW | 上限なし | CAPEX 1200 USD/t CO2; OPEX 67 USD/(tCO2年) |
| 再エネ中・原子力中 | - | - | 2050年23 GW | - | - |
| 再エネ大・原子力小 | - | - | 2050年13 GW | - | - |
将来のエネルギー需給を推計するために、以下の前提条件が設定された。
| 分類 | 前提条件 | 参照元 |
|---|---|---|
| CO2 | 削減目標 | 環境省2021年度温室効果ガス排出吸収量報告 |
| 再エネ導入可能量 | CO2削減目標に合わせてコスト最小化計算 | 環境省、経済産業省の日射量風況データに基づく |
| 火力CCS | 現在稼働中のものは発電年数45年で廃止 | - |
| 分類 | 前提条件 | 参照元 |
|---|---|---|
| 化石燃料 | 石炭124 USD/ton、原油80 USD/barrel | 財務省貿易統計 |
| 水素 | アルカリ水電解 初期費用22.3万/Nm3/h | - |
| 蓄電池 | 2030年 約8.5万円/kW | NREL Annual Technology Baseline |
DACの導入量は、いずれのシナリオにおいても限定的と予測されている。
| シナリオ名 | CO2吸収量(2050年) |
|---|---|
| 再エネ小・原発大 | 0.2 |
| 再エネ中・原発中 | 1.0 |
| 再エネ大・原発小 | 1.3 |
| CCS | 110 |
| DAC | 122 |
DACに要する消費電力はCCSより低いとされている。
| シナリオ名 | 消費電力(TWh) |
|---|---|
| 再エネ小・原発大 | 16 |
| 再エネ中・原発中 | 18 |
| 再エネ大・原発小 | 19 |
| CCS | 0.2 |
本検討では、将来の原発の設備容量に応じた3つのシナリオを想定し、それぞれのDACの消費電力を推計した。原子力が現状維持となるシナリオでも、DACの導入量は限定的であり、消費電力は最大で1.5TWh程度となる見込みである。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「将来の電力需給シナリオに関する技術検討」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/shorai_jukyu/index.html)をもとに当社作成
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