2020年4~6月期のJEPXスポット約定量は683億kWh(前年同期比1.1倍)、時間前市場は11.9億kWh(同2.5倍)で、先渡市場の約定はなかった。6月のJEPX約定量は国内電力需要の42.6%に達し、過去最高となった。スポット市場の平均システムプライスは4.8円/kWhで、前年同期から3.0円低下し、過去最低を更新した。期間中28日・206コマで最低価格の0.01円/kWhを記録した。
| 指標 | 2020年4~6月期 | 前年同期比・比較 |
|---|---|---|
| スポット約定量 | 683億kWh | 1.1倍 |
| スポット平均価格 | 4.8円/kWh | 前年同期7.8円/kWhから低下 |
| 時間前約定量 | 11.9億kWh | 2.5倍、過去最高 |
| 先渡約定 | なし | — |
スポットの売り入札量は925億kWh、買い入札量は786億kWhであった。売り入札の約63%を旧一般電気事業者が占める一方、新電力等の売り入札は前年同期比1.4倍であった。時間前市場では6月の月間約定量が5.8億kWhとなり、過去最大を更新した。時間前平均価格は6.2円/kWhで、スポット平均を1.4円上回った。
全エリアでスポット価格が前年同期を下回った。東西市場間の平均値差は1.9円/kWh(前年同期2.4円)へ縮小し、東日本・西日本の各エリア間値差も縮小した。一方、東西市場分断発生率は84.0%(前年同期80.4%)であった。北海道本州間の分断率は前年同期平均24.5%から13.6%へ低下し、東京中部間は84.0%で高い水準が続いた。
旧一般電気事業者の供給力に占める入札可能量は前年同期の14.6%から16.3%に増加し、調査対象の特定日では各社がおおむね入札可能量相当を市場に供出した。グロス・ビディングの売り入札量は279億kWh、売り約定量は276億kWhで、前四半期比それぞれ0.9倍、0.8倍であった。時間前市場で売り札が3札以上あった割合は44.0%で、前四半期の43.8%とほぼ同じである。3札未満が多い事業者については、事務局が状況を引き続き確認し、必要な対応を求めるとしている。
電源切出しは全体約1,200万kWのうち約61.9万kW(約5%)で、各社とも追加切出しは未定である。公営電気事業では当期に競争入札等の新規実施例はなかったが、過去に入札等を経て契約し供給中の事例は15件、合計最大出力は約72.3万kWである。自治体の売電契約見直しでは、違約金試算の提示・準備やFIT移行に伴う解約事例が報告された。
新電力の販売シェアは2020年6月に総需要の17.8%、特高・高圧17.2%、低圧19.0%となった。新電力の販売電力量に占めるJEPX調達比率は93.2%である。低圧では、規制料金から自由料金または新電力へ移った割合が全国37.7%、旧一般電気事業者から新電力等への移行は15.9%であった。部分供給は6月末4,308件で、3月末の4,912件から減少し、「新たな形態」が大半を占めた。
本資料は2020年4~6月期の市場実績と自主的取組を報告するものであり、新たな制度決定や提案は示していない。事務局は、売り札が少ない事業者の状況確認を続けるとともに、今後も電力市場のモニタリングを行うとしている。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「自主的取組・競争状態のモニタリング報告:電力市場のモニタリング報告」(電力・ガス取引監視等委員会)(https://www.egc.meti.go.jp/activity/index_system.html)をもとに当社作成
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