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電力広域的運営推進委員会 ・ 将来の運用容量等の在り方に関する作業会

第6回 将来の運用容量等の在り方に関する作業会

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この回のダイジェスト

フリンジ・広域負荷制限などの具体案が示され、次段階の検討事項も整理された。

この回で示されたこと

  • 同時市場導入後はΔkWマージンに代えて、GF・LFC・EDCの潮流重畳による限界潮流超過リスクをフリンジで扱う基本案が示された。前日・時間前SCUCではEDCにGF・LFCを加えた量、GC後SCEDではGF・LFCの重畳量を限界潮流から控除する案である。資料1
  • 広域負荷制限の実施単位は50Hzまたは60Hzの同期連系系統を基本とし、エリア間の負担は需要比率を基本に分担する方向が示された。N-2故障向けの負荷制限量の一部は、N-3以上の故障によるブラックアウト回避用に確保する考えである。資料3
  • EPPSの健全側起動条件を、基準周波数からの低下「0.1Hz以内」から「0.2Hz以内」へ緩和する案が提示された。一般送配電事業者等の準備が整い次第実施する提案段階であり、異常時対応調整力からEPPS分を控除するかは未決定である。資料2
  • 四国・九州の周波数上昇限度は短期に引き上げず、設備側の対応後に再検討する案が示された。北海道は低下限度を49.0Hzから48.8Hzへ、単機最大電源脱落時の系統特性定数を6から5%MW/1.0Hzへ変更する方向である。資料4
  • 想定故障の定義では、1φ2LGは当面複数定義の併存を許容し、2φ3LGと片母線は原則N-2とする案が示された。N-1の同期・電圧・周波数電源制限は、必要箇所でUFRが動作しない量まで運用に織り込む考え方が提案された。資料5
  • N-2故障では、安定化装置または脱調分離リレーを前提に、必要箇所で電源制限と負荷制限を併用する案が示された。熱容量制約に対するN-1電源制限の上限は継続検討とされた。資料5

前回からの変化

  • フリンジの対象として、従来の周波数変動と需要変動成分に加え、GF・LFC・EDC全成分の潮流重畳を扱う基本案が示され、SCUC・SCED・実需給の段階別設定案まで具体化した。資料1
  • 想定故障の調査・検討方針から、1φ2LG、2φ3LG、片母線それぞれの当面の扱いと、N-1電源制限・N-2安定化策の共通案へ進んだ。資料5
  • 周波数限度の見直し候補の整理から、四国・九州は短期引き上げを見送り、北海道は49.0Hzから48.8Hzへの変更と定数変更を提案する段階に進んだ。資料4

今後の予定・残った論点

  • 地域間連系線・地内送電線を対象に、EDCを含む全調整力成分のフリンジ量を算出する方法を検討する。GF・LFCのΔkWマージンの扱いも関係審議会と検討する。資料1
  • 広域負荷制限の実施後の混雑対応、制御方式、復旧手順、復旧時のPV出力の扱いを検討する。資料3
  • EPPS整定変更の実施時期を準備状況に応じて調整し、需給調整市場での異常時対応調整力の控除量・適用期間を検討する。資料2
  • 東エリアのシミュレーション環境で系統特性定数を比較検証し、次回以降に結果を提示する。熱容量制約に対するN-1電源制限量の上限も関係委員会と検討する。資料4資料5

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    フリンジに関する詳細検討について(その2)

    - 同時市場導入後は調整力と調達エリアの紐付けがなくなり、ΔkWマージンでの対応ができなくなる見通しであるため、全調整力成分の潮流重畳リスクをフリンジで扱うことが基本案である。 - 現行は地域間連系線に主にGF・EDCが重畳し、広域LFC運用開始後はLFCも重畳する。次期中給システム後も成分の種類は基本的に同じだが、重畳量や周期は変わり得る。 - 限界潮流超過を許容できない場合、SCUCではEDC・GF・LFC、SCEDではGF・LFC、実需給の地域間連系線ではGFの重畳量をフリンジとして考慮する案が示された。運用容量の正式な制度上の扱いは未確定である。 - 次回以降、全調整力成分を対象とする合理的なフリンジ算出方法を検討する。広域LFC移行期のΔkWマージンやGF重畳実績の扱いも検討課題である。

  2. 2

    確実なEPPS動作に向けた整定変更の方向性について

    - EPPSの健全側起動条件を、基準周波数からの低下0.1Hz以内から0.2Hz以内へ緩和し、動作確実性を高める案が示された。実施決定ではなく、準備が整い次第実施する提案である。 - 周波数シミュレーションでは、最軽負荷時・最大1,189MW融通時とも、健全側で負荷制限基準に達しなかった。ポンプ遮断の可能性はあるが、負荷制限や連鎖的な発電機脱落の可能性は低く、影響は軽微と整理された。 - 整定変更後に需給調整市場の異常時対応調整力からEPPS分を控除できるか、控除量・期間を含めて今後検討する。

  3. 3

    広域的な負荷制限の在るべき姿について

    - N-2故障時の社会的影響を軽減する広域負荷制限は、系統増強を補完する対策として位置づけられ、適用量の一部はN-3以上のブラックアウト対策用に確保する必要がある。 - 実施単位は同期連系系統(50Hzまたは60Hz)を基本とする方向であり、エリア間の分担は需要比率を基本に、必要に応じて実施頻度を均平化する調整を行う。 - 系統安定化システムと負荷側UFRの選択、実施後の復旧方針は未確定であり、コスト・制御協調・実運用上の実効性を踏まえた検討が続く。 - 中部関西間連系線(中部向き)は2025年1月に適用済みで、中国九州間連系線(九州向き)は準備後の適用見込みである。

  4. 4

    系統特性定数に関する詳細検討について(その2)

    - 四国・九州の周波数上昇限度は、発電機脱落リスクを踏まえ短期的な引き上げを見送り、設備更新やOFR整定変更の進展後に再検討する提案である。 - 北海道は周波数低下限度を49.0Hzから48.8Hzへ見直し、単機最大電源脱落時の系統特性定数を6%MW/1.0Hzから5%MW/1.0Hzへ変更する方向である。 - 北本設備脱落時は定数を据え置き、周波数低下限度のみ見直す案である。 - 系統特性定数の将来再算出に向け、東エリアのシミュレーション環境で昼夜など複数条件を比較し、次回以降に結果を示す方針である。

  5. 5

    想定故障等に関する詳細検討について

    - 想定故障の定義・安定化基準のエリア差を調査し、主な差異である1φ2LG、2φ3LG、片母線の扱いを提案した。提案は作業会での議論段階である。 - 1φ2LGは当面複数定義を許容するが、負荷制限が生じる系統にはN-1基準を適用する。2φ3LGは原則N-2、北陸はN-1とし、片母線は原則N-2、北陸は当面N-1を許容する。 - N-1の同期・電圧・周波数制御は、必要な箇所で供給支障に至らない量まで織り込む案である。熱制約の電源制限上限は継続検討とする。 - N-2では安定化装置または脱調分離リレーを使い分け、必要な箇所で負荷制限との併用を許容する考え方を提案した。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

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