policy scope

電力・ガス取引監視等委員会 ・ 電力・ガス取引監視等委員会の検証に関する専門会合

第3回 電力・ガス取引監視等委員会の検証に関する専門会合

公開資料 4 件会議体の公式ページ

この回のダイジェスト

ガス自由化の実績と委員会の権限・運営を審議し、関西電力事案後の制度対応を確認した回である。

この回で示されたこと

  • 2020年6月時点のガス小売新規参入シェアは全用途15.0%、家庭用11.3%で、家庭用の切替は約373万件、スイッチング率は14.7%と示された。新規参入は全国194の一般ガス導管事業者エリアのうち31エリアにとどまり、地域差があると整理された。資料1
  • LNG基地の第三者利用ルール改善、卸元への要請、接続申込みへの対応、逆流連結託送など、ガス調達・導管利用を促す委員会の取組が示された。第三者利用は1件、接続指導により2カ所で接続が円滑化し、逆流連結託送は2019年度から実施されている。資料1
  • ガス小売営業への業務改善勧告は4件であり、規制料金の事後評価や、規制料金撤廃後の特別な事後監視も実施されている。特別監視では2者の値上げが合理的でないと認められ、指導後に料金が適正化された。資料1
  • 東京・大阪・東邦の導管部門は2022年4月から小売・製造部門との兼業が原則禁止となる予定である。委員会は2020年4月に詳細設計を取りまとめて大臣へ意見回答しており、省令改正に向けた準備段階とされた。資料1
  • 委員会の活動実績として、2015年9月から2020年10月までに計295回開催、建議23件のうち21件が制度改正に結びついたと示された。第8条委員会として大臣が最終決定権を持つ一方、報告徴収・検査・勧告・建議等を行う仕組みや、専門人材確保などの検討論点が提示された。資料3
  • 電力市場ではJEPX取引量の需要比率が2016年4月の2.1%から2020年3月の35.5%に拡大した一方、旧一電の電源保有や連系線制約が課題とされた。関西電力事案を受け、不当な支出増を規制料金の超過利潤計算上の費用として扱わない省令等改正を、委員会が2020年9月に大臣へ建議した。資料2資料4

前回からの変化

  • 前回は2023年度導入予定のレベニューキャップ制度など送配電制度の設計が中心だったが、今回はガス自由化の地域別実績、導管利用・調達環境、需要家保護の実績が具体的に示された。資料1
  • 前回は関西電力事案への委員会の対応と今後の事前意見聴取方針が論点だった。今回は、不当な支出増を規制料金の超過利潤計算上の費用に算入しない省令等改正を、2020年9月に大臣へ建議した段階まで進んだことが示された。資料4
  • 前回の送配電改革の進捗整理に加え、今回は委員会の権限・活動実績として、建議23件中21件が制度改正に結びついたことや、第8条委員会の意思決定上の位置づけが提示された。資料3

今後の予定・残った論点

  • ガス自由化が当初の狙いどおり進んでいるか、委員会の取組をどう評価するか、今後注力すべき課題と追加分析を審議する。資料1
  • ガス導管部門の法的分離に向け、省令改正など施行準備を進める。資料1
  • 委員会の権限、委員任命、事務局の専門人材、運営、情報発信に改善点があるかを検討する。資料3
  • 不当な支出増を規制料金の超過利潤計算に反映しないとする建議について、資料では省令等改正の実施結果は示されていない。資料4

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    ガスシステム改革の進捗と委員会の取組について

    - 2017年4月の都市ガス小売全面自由化後、2020年6月時点の新規小売シェアは全用途15.0%、家庭用11.3%となり、契約切替は約373万件に達した。地域差があり、新規参入は全国194エリア中31エリアで確認された。 - 料金・サービスの多様化が進み、新規参入者の平均販売単価は大手3社の規制料金より安価に推移した一方、供給網とLNG基地の地域的制約が競争上の課題として示された。 - 委員会は託送料金の審査・監査、接続や卸取引の改善、需要家保護を実施し、値下げ届出10社、自主値下げ6社、合理的でない値上げへの是正指導2者などの実績を報告した。 - 大手3社の導管部門の法的分離は2022年4月施行予定で、行為規制の詳細は省令改正準備中である。本資料は自由化の評価や今後の課題について議論を求めるもので、追加措置を決定していない。

  2. 2

    これまでの活動を振り返って

    - 電取委は「適正な取引の確保」を競争促進、市場への信頼維持、NW部門の適正運用の3項目に具体化し、事業者指導や制度改善を進めてきた。 - JEPX取引量の需要比率は2016年4月の2.1%から2020年3月の35.5%へ上昇し、不適切な入札や小売事業者の問題行為には業務改善勧告などで対応した。 - 今後の課題として、市場拡大と新たな託送料金規制に備える事務局体制・専門性の強化を挙げる。 - 電取委のミッション拡張は委員長個人の提案であり、委員会の決定事項ではない。

  3. 3

    電力・ガス取引監視等委員会の組織及び運営について

    - 電力・ガス取引監視等委員会は2015年設立の経済産業省内の第8条委員会であり、独立性・専門性を持つ一方、最終決定や命令制定、人事権は所管大臣側にある。 - 2015年9月〜2020年10月に295回開催し、建議23件中21件が制度改正に結びついた。勧告10件、意見回答4,804件などの実績がある。 - 事務局は72名で専門人材を配置しているが、今後の制度設計・運用に必要な専門知見の確保が課題とされる。 - 資料は権限、委員任命、事務局体制、運営、情報発信の改善点を議論に付しており、具体的な変更は未決定である。

  4. 4

    これまでの議論の振り返り

    - 小売自由化では662者が参入し、新電力シェアは約16%となったが、経過措置料金の解除基準を満たす競争者構成のエリアはまだない。 - 卸市場のスポット約定量は2015~2019年度に約19倍となった一方、旧一電の市場支配力が残り、委員会は内外無差別な卸売の実施状況を今後監視する方針である。 - 送配電制度は段階的に整備され、需給調整市場や新インバランス料金制度の導入、レベニューキャップ等の制度設計が進行中である。 - 関西電力事案を受け、委員会は不当な支出増を規制料金の超過利潤計算で費用扱いしない制度改正を2020年9月に建議した。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

電力・ガス取引監視等委員会の検証に関する専門会合

ほかの開催回と資料を、開催日の順に確認できます。

開催回の一覧へ