この回のダイジェスト
第7回は英国の垂直統合評価を紹介し、電力・ガス小売の競争課題を論点案として示した。
この回で示されたこと
- CMAは英国の発電・小売一体型事業者について、独立事業者への悪影響を特定できず、直ちに競争を損なうとは判断しなかった。一方、財務情報の不透明さには懸念を示し、Ofgemが行動や部門別財務情報の報告改善策を提示した。資料1
- 英国ではグロスビディング後に取引所取引が拡大し、2016年第3四半期の取引所シェアは62.8%、チャーンレートは約4倍とされた。日本のJEPX取引量シェアは2017年12月に7.8%であり、資料は市場環境の違いを示す参考情報として扱った。資料1
- 旧一般電気事業者による取戻し営業について、託送料金を除き5~7円/kWh、または取戻し前より20~30%以上安い事例が報告されたが、事務局案では実態の広がりや競争への影響を確認し、価格差別、卸供給、スイッチング情報の利用、違約金などを検討論点とした。規制方針は決定していない。資料2
- 2018年1月末の新規ガス小売の契約は約58万件、販売量シェアは全体10.5%であった。家庭用スイッチング累計約134万件の73%は、同一事業者内で規制料金から自由料金へ移るものであった。資料3
- ガスのスイッチング手続では、申込書式・情報共有手段・要求情報・報告期限のばらつきを可能な限り揃え、日本ガス協会の標準化状況を確認しながら環境整備を進める方針が示された。タンク容量20万kL以上のLNG基地では、2017年12月末時点の第三者利用申請は2件であり、余力判定や料金等の情報開示が検討中である。資料3
- ガス市場の競争促進策は案の段階であり、長期契約・違約金、卸供給へのアクセス、電気・ガス間のセット割引等を論点として提示した。旧一般ガス事業者の卸供給の仕組みや取引所利用、エネルギー小売市場全体での市場支配力の評価方法は未決である。資料4
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
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第7回 競争的な・電力ガス市場研究会 ~垂直統合が市場へ与える影響の評価~
- CMAは2016年、英国の発電・小売垂直統合が直ちに競争を損なうとは判断しなかったが、財務情報の不透明さには競争阻害の可能性を認めた。 - 市場流動性や市場閉鎖、価格ヘッジ等の評価は、S&P制度、活発な取引、容量市場など英国固有の条件を踏まえたものである。 - 英国では取引所取引シェアが2016年第3四半期に62.8%、日本ではJEPXシェアが2017年12月に7.8%であり、資料は市場環境の違いを示している。 - 日本の旧一般電気事業者による相対供給は2017年12月に総需要の1.68%で、自社供給力と需要がおおむね均衡していた。
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[電力小売市場における「取戻し営業」等への対応に関する論点について(案)]
- 2018年5月の事務局案であり、旧一般電気事業者による取戻し営業への規制方針は未決定である。 - 旧一般電気事業者の低可変費電源と新電力の電源調達手段の差が、対抗困難な価格提示を生むとの指摘があるが、事例の広がりや競争への影響は未確認である。 - 価格差別を通常の競争とみなす範囲や、特定顧客への廉売を電気事業法で規制するかが検討課題である。 - スイッチング情報の営業利用、違約金説明の必要性と妥当性、初回切替えと旧小売への復帰にかかる期間差も論点である。
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ガス小売市場における競争状況について
- 2017年4月の小売全面自由化で約2.2兆円の市場が開放され、2018年1月末には新規参入者の契約が約58万件、販売量シェアが全体10.5%となった。 - 指定旧供給区域の家庭用スイッチングは累計約134万件・9.7%に達したが、その73%は同一事業者内の料金メニュー移行である。 - スイッチング手続きには導管事業者間の標準化不足が残り、LNG基地利用も申請は2017年12月末時点で2件で、余力・料金等の情報開示が検討中である。 - 料金規制の指定解除は一般ガス3社などで決定され、特別監視では不合理な値上げは確認されなかった一方、値上げ説明に関する文書指導が行われた。
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ガス市場の競争促進に向けた今後の論点について(案)
- 本資料は、ガス市場の競争促進に向けた論点案であり、制度変更は決定していない。主な論点は長期契約・違約金、卸供給へのアクセス、電気とガスをまたぐ競争条件である。 - 長期契約には投資促進や低廉な料金につながる面がある一方、契約条件や高額違約金によってスイッチングを妨げ、市場を閉鎖する可能性が検討課題である。 - 卸市場と価格指標がない中、新規参入者への卸供給を促す仕組みや、供給拒絶・制限を正当化する条件、価格透明性の確保が論点である。 - セット割引などが電気・ガスいずれかの市場支配力を他方の市場での競争者排除に使う可能性を含め、エネルギー小売市場全体で競争条件を検討する案である。
要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
競争的な電力・ガス市場研究会
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