この回のダイジェスト
低圧機器点計測の2026年度導入と広域LFCの試験計画が示され、応札不足対策の検討が続く。
この回で示されたこと
- 2026年度から低圧受電点計測と、次世代スマートメーター設置済みの低圧機器点計測を全商品で受け入れる整理である。高圧機器点(1,000kW未満)は2027年度から順次適用の見込みである。資料1
- 低圧リソースの登録上限は10万件、リスト・パターンは200件とする方向である。低圧発電リソースの計画は発電BG単位で提出し、受電点計量群と機器点計量群を分けて管理する。資料1
- 広域LFCは東北・東京で2025年10月20~28日、中西地域6社で2026年4月13~23日に試験運用する計画である。安定性確認後に運用を始め、広域調達は2027年度開始を目指す。資料2
- 広域LFCの過去データ試算では、二次調整力①のコスト低減額は8エリア合計で平均約100万円/日であった。これはシミュレーション結果であり、実運用の実績ではない。資料2
- 2025年度上期も商品・地域によって応札不足が続いた。2026年度4月の制度的な供出義務導入は見送る方向であり、一次のΔkWマージンは廃止する方向を維持しつつ、時期は取引実績等を踏まえて決める整理である。資料3
- 2026年度の前日取引化・30分化に向けた調査では、回答47会員のうち33件が応札量増加を見込んだ一方、試算上は一次、二次①、複合商品で不足が続く結果となった。商品間の応札偏りには暫定策と恒久策の検討が残る。資料4
前回からの変化
- 市場外調整力(自然体余力)の控除は、2025年6月14日実需給分から順次開始され、適用期限は2026年3月とされた。前回の導入案から実施段階に進んだ。資料3
- 機器個別計測の導入時期と対象が具体化し、2026年度から低圧受電点計測および次世代スマートメーター設置済みの低圧機器点計測が全商品で対象となる整理が示された。資料1
- 三次②の30分化について、前回の実績報告に続き、2026年度には週間商品も前日取引化し全商品を30分単位とする準備状況が調査された。回答では前日化後の応札増加見込みが多い一方、商品間の偏りや不足が残る見通しである。資料3資料4
- FIP等の変動性再エネについて、前回の方向性を受け、出力制御時の需給調整市場活用に向けた課題をまず検討する扱いが示された。資料3
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
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需給調整市場における機器個別計測・低圧リソース導入について (2026年度からの制度開始に向けた整理)
- 2026年度は、低圧受電点リソースが全商品で参入可能となり、次世代スマメ設置済みの低圧機器点リソースも全商品で参入可能となる。未設置の機器点は対象外である。 - 高圧機器点(1,000kW未満)は2027年度から順次適用の見込みであり、機器点特高と1,000kW以上の扱いは追加検討が必要である。 - 機器点ではΔkW評価とkWh精算の計測点を一致させ、計画値・瞬時供出電力による評価とIoTルートでのデータ収集を行う整理である。 - 機器点の一次調整力は妥当性確認用の基準データを確保する必要があるため、2026年度当初の先行導入は実施しない方向が提案されている。
- 2
広域需給調整システムの開発状況
- 二次調整力①の広域運用(広域LFC)はKJCに機能を追加して実施し、試験運用で安定性を確認した地域から開始する計画である。 - 東北・東京は2025年10月20~28日、中西地域6社は2026年4月13~23日に段階的な試験運用を予定する。 - シミュレーションではLFC動作量とkWhコストの低減が確認されたが、コスト低減額は三次調整力①の広域運用実績より低い試算である。 - 広域調達は運用実現を前提に2027年度開始を目指し、広域LFCはインバランス料金の算定に影響しない整理である。
- 3
需給調整市場検討小委員会における議論の方向性と整理(2025年度上期実績および2025年度下期の予定)
- 2025年度上期も応札不足は続くが、市場外調整力・EPPS分の控除や揚水随意契約により募集量を調整し、二次②・三次①・複合商品などで改善が見られた一方、一次・二次①の不足は大きい。 - 市場外調整力の控除は2026年3月までの暫定運用であり、揚水随意契約は複数エリアで認められたが、契約価格等の事後監視を伴う。 - 2026年度に全商品の前日取引化・30分化を予定し、一次ΔkWマージンは基本廃止の方向だが時期未定、二次①広域調達は2027年度開始を目指して検討する。 - 三次②必要量の信頼区間幅活用や再エネ調整力の活用は継続検討であり、制度的供出義務は2026年4月導入を見送る方向とされた。
- 4
2026年度に向けた準備状況等の調査結果について
- 2026年度から週間商品を前日取引化し、取引単位を30分コマに変更する予定であり、調査では大半の事業者がシステム・業務対応を開始までに完了見込みと回答した。 - 応札量増加の回答は33件だが、スポット市場の売れ残り分が主な応札対象となるため実量は不確実で、一次・二次①・複合商品では必要量に対する不足が続く試算となった。 - 複合市場と三次②市場の応札偏りは懸念が残り、市場一本化を本案、自動エントリーを次点とする恒久策や、2026年度当初の暫定策は今後の検討事項である。 - 自然体余力控除は各影響項目で7割強が影響なしと回答した一方、応札変更や制度変更の予見性への懸念もあり、2026年度以降の控除は取引実績等を踏まえて再検討する方向である。
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需給調整市場検討小委員会
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