policy scope

電力広域的運営推進委員会 ・ 調整力及び需給バランス評価等に関する委員会

第113回 調整力及び需給バランス評価等に関する委員会

公開資料 4 件会議体の公式ページ

この回のダイジェスト

夏季の需給実績を踏まえたシグナル分担案と、供給信頼度・停電コストの継続検討が示された。

この回で示されたこと

  • 2025年度夏季は、供給力提供通知が2024年度の2,225コマから1,372コマ、ゲートクローズ時点で予備率8%未満のコマが232から121へ減少した一方、北海道では8%未満が0から10コマに増えた。準備通知後に供給力が増加する傾向は確認されず、追加対策は揚水発電の運用切替が中心で、発動指令電源は東京で1回発動した。資料1
  • 事務局は、一般需要家に追加供給力対策を加味した予備率、一般送配電・発電事業者に現行予備率、小売事業者に新たな「過不足率(Planning Gap)」を示す役割分担案を提示した。過不足率は小売調達量と一送想定需要との差を同想定需要で除し、0%を基準、不足をマイナスで表す。資料1
  • 過不足率は各社の計画・取引の参考情報とする案であり、インバランスを生じさせない調達ができている事業者に、値に応じた取引を一律に求めるものではない。詳細算定、導入時期、インバランス料金との関係は未決定で、既存の広域予備率に基づく暫定的な需給運用対策は継続する方針である。資料1
  • 供給信頼度評価では、6月の前半・後半の需要差を反映する暫定手法の試算で目標調達量が従来比32万kW増となった。2026年度以降のH3予備率評価は全月を前後半に分ける方向で準備する一方、EUEの前後半評価はツール改修等を要する継続検討とされた。資料3
  • EUE向け計画外停止率は、現行の2019~2021年度実績を3年周期で見直す方針のもと、2022~2024年度実績を確認して更新を検討する。計画停止可能量は従来の1.9カ月を維持し、来年度以降の容量停止計画を注視して必要に応じ2.1カ月への見直しを検討する案である。資料3
  • 地内系統混雑を反映する評価方法としてPLEXOSを検証中である。必要供給力の収束計算は可能だが、試算に約9時間55分を要し、エリア間応援ロジックと揚水モデルも検討中である。停電コストは複数手法とアンケートを組み合わせて2025年度に調査・分析し、2026年度に結果を委員会へ報告する計画で、単価や最終評価方法は未確定である。資料3資料4

今後の予定・残った論点

  • シグナルの算出・導入方法やインバランス料金との関係について、国および電力・ガス取引監視等委員会と議論し、報告する。資料1
  • 供給信頼度評価は、月別EUE評価、停止率更新、計画停止量・追加設備量を早期に検討し、地内系統混雑の評価手法とEUE・予備率の関係も順次検討する。資料3
  • 2025年度に停電コストの文献調査、推計方法の分析、アンケートと結果分析を進め、2026年度に検討結果を委員会へ報告する。資料4

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    2025年度夏季の広域予備率の状況および今後のシグナルの在り方について

    - 2025年度夏季は、供給力提供通知が2,225コマから1,372コマ、ゲートクローズ時点の予備率8%未満が232コマから121コマへ減少したが、北海道では8%未満が増加した。 - 準備通知後に供給力が増える傾向は確認されず、予備率低下には小売の調達不足が関係する場合がある一方、調達充足時の調整力不足による低下はほぼなかった。 - 事務局は、小売向けに調達量と一般送配電事業者の想定需要の差を示す「過不足率」を新設し、他の対象には役割に応じて予備率を示す案を提案した。 - 過不足率の導入時期・算定方法・インバランス料金への反映は未決定であり、制度関係者と検討を続ける一方、既存の暫定対策は継続する方針である。

  2. 2

    今後の供給信頼度評価の課題整理について

    - 供給信頼度評価に関する委員会が2025年11月26日に開催される予定である。 - 再生可能エネルギーの大量導入に伴い、需給バランスや供給計画の評価が重要視されている。 - 地内系統の混雑に関する評価手法の改善が求められ、課題が継続的に検討されている。 - EUEと予備率の関係を整理することが今後の重要な課題である。

  3. 3

    今後の供給信頼度評価の課題整理について

    - 供給信頼度評価の課題として、月別EUE評価、停止率・計画停止量の更新、地内系統混雑、EUEと予備率の乖離の5項目を抽出し、特に①~③の早期検討を提案している。 - 6月の前後半別必要供給力は暫定手法で試算され、目標調達量は従来比32万kW増となったが、EUEツール改修を含む恒久対応は未決定である。 - 計画停止可能量は当面1.9カ月を維持し、状況に応じ2.1カ月への見直しを検討する案であり、2022~2024年度実績に基づくEUE向け計画外停止率の更新も検討対象である。 - PLEXOSによる地内混雑評価は技術検証中で、応援ロジック等の課題と長い計算時間が残る。EUEと予備率が異なる評価を示す要因を分析し、供給信頼度基準を整理する方針である。

  4. 4

    停電コストの検討について(報告)

    - 広域機関は、アデカシー評価や故障影響度評価に用いる停電コストを明らかにするため、複数年にわたり複数の推計方法とアンケートを組み合わせて検討する方針である。 - 2025年度のアンケートは大口・中小事業所と住宅を対象に、WTPと損害額を調べる設計であり、回答方式には二段階二項選択式を採用する。 - 夏・冬、計画停電・突発停電の2時間停電を想定し、回答の背景や電力使用状況、停電時の設備なども聴取する。 - 今回は検討状況の報告で、用途別の停電コスト単価や最終的な評価方法は未確定であり、2026年度に結果を集約・報告する計画である。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

調整力及び需給バランス評価等に関する委員会

ほかの開催回と資料を、開催日の順に確認できます。

開催回の一覧へ