本資料は、安定供給上必要な場合に自己計画電源の自由な運用を制限する仕組みについて、現行制度を参考に考え方と市場への反映方法を整理したものである。具体的な制度の決定ではなく、今後の技術検証に向けた方向性の提案である。
「一定の制約」は、必要となる地点・時間に限って適用する考え方である。抑制側では、調整不可な入札制約を除き、自己計画電源として確定していた出力を市場計画に委ねる。焚増側では、調整不可な入札制約分を除き、出力容量上限を定格出力相当に見直す。適用状況は、現行制度で調整電源や電源Ⅲに停止・抑制、追加起動・焚増を行う場面に準じるか、それを参考に簡略化する案である。
| 制約の方向 | 直前のSCUC計算で捉える状態 | 制約の対象候補 |
|---|---|---|
| 抑制 | 再エネ抑制、下げ代(下げ調整力)不足、または運用容量超過 | 該当するエリア・地内系統 |
| 焚増 | 上げ代不足(広域予備率不足に相当) | 該当するエリア・地内系統 |
判定のため、自己計画電源もあらかじめ「任意領域」と「絶対領域」に分けて登録する案が示された。任意領域は協議により事業者が出力を調整でき、必要時に用いるThree-Part情報も登録する。絶対領域は事業者の裁量で調整できない領域である。ただし、絶対領域に該当する要件は未決定である。
取引断面ごとに制約の有無を確認するためSCUCを二度計算する方法は、計算時間の面から現実的でないと整理された。このため、直前のSCUC結果を使って制約の要否を判定し、次の市場計算へデータを引き継ぐ際に制約を反映する案である。前日同時市場では週間SCUCの結果を判定に用いる想定である。一度制約が必要と特定された地点・時間は、その後の状況変化があっても解除後の状態を把握できないため、基本的に制約を反映したままとする。
抑制側の判定条件、焚増側で上げ代不足以外の判定が必要となるケース、SCUCロジックで地点・時間を特定する方法などは、今後の技術検証(検証A)で深掘りする方針である。検証では、混雑・非混雑を特定する既存ロジックとの共通点も踏まえ、ロジックの高度化と実現可能性を確認する。任意領域・絶対領域の登録要件を含め、制度設計は引き続き検討段階である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「安定供給の観点から自己計画電源入札が制限される場合の考え方について」(経済産業省)(https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/doji_shijo_kento/index.html)をもとに当社作成
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