広域系統整備計画4件のうち、東北東京間、北海道本州間、中部関西間は、2025年6月末時点で完了予定時期に変更がない。東京中部間では、佐久間東幹線(山線)増強の一部工区で用地取得が難航し、前回報告済みの遅延要因に加えて運開がさらに遅れる見通しである。遅延後の運開時期は未確定で、計画評価及び検証小委員会が検討中である。
| 計画 | 増強内容 | 完了予定・進捗 |
|---|---|---|
| 東京中部間 | 210万kWから300万kW | 2027年度末予定だが、一部工区の遅延見通し。時期を検討中 |
| 東北東京間 | 573万kWから1,028万kW | 2027年11月。変更なし |
| 北海道本州間 | 90万kWから120万kW | 2027年度末。変更なし |
| 中部関西間 | 運用容量300万kW程度から600万kW程度 | 2030年6月。変更なし |
佐久間東幹線(山線)の一部工区では、2024年4月の大雨被害への追加対策や保安林解除手続きにより着工が遅れる見通しが示されていた。増班は必要な18班を確保できず、FC系統連系試験も当初から21か月を12か月に短縮して計画しており、さらなる抜本的な工程短縮は現時点で見込めていない。今回、用地取得の難航も加わり、運開期はさらに遅れる見通しとなった。
遅延後の運開期は検討中である。停止調整・施工力調整などの技術的検討・調整を9月末までに行う予定であり、東京中部間の今後の作業停止計画も変更予定である。
東北東京間では、宮城丸森幹線、丸森いわき幹線、相馬双葉幹線接続変更、宮城丸森開閉所などの工事が進行中である。一部の発注契約・製作期間は見直されたが、全体運開時期への影響はないとされる。
北海道本州間では、北斗・今別変換所の交直変換設備増設と直流幹線工事が進行中である。2027年度の制御保護装置改造・系統連系試験は、作業期間を調整したが停止期間に変更はない。制御保護装置改造は2027年5月28日まで、系統連系試験は2026年5月28日から2027年9月3日までとなった。
中部関西間では、開閉所新設、送電線新設・引込、北部変電所対策が進行中で、完了時期に変更はない。北部変電所短地絡容量対策は2029年12月完工、その他の主要設備は2030年3月または6月の運開予定である。
2026年度は、東北東京間の送電線引込・接続変更に伴う停止や、東京中部間の佐久間FC停止が予定されている。2027年度は北海道本州間の系統連系試験に伴う制約、東京中部間の佐久間FC停止や各FCの試験制約が計画されている。東京中部間については、遅延を踏まえた停止計画の変更が予定されている。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「広域系統整備計画の進捗状況について(2025年度第1四半期)(報告)」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/kouikikeitouseibi/)をもとに当社作成
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