2026年度メインオークション(対象実需給年度:2030年度)の需要曲線原案では、目標調達量を1億9,691万kW、Net CONEを20,911円/kW、上限価格を31,366.5円/kWとする。調達価格ゼロでの調達量は約2億390万kW、上限価格での調達量は約1億9,527万kWである。原案は今後、国の関連審議会等の意見を踏まえて広域機関が決定・公表する段階であり、確定値ではない。
目標調達量は前年度の1億8,997万kWから約694万kW増加した。全国H3需要(離島除き)は約11万kW増にとどまり、主な増加要因は年間停止可能量の見直しに伴う追加設備量の約648万kW増である。計画外停止率の見直しで必要予備力も約387万kW増えた一方、厳気象対応分は約353万kW減少した。
| 指標 | 2026年度原案 | 前年度実績・設定 | 主な差・条件 |
|---|---|---|---|
| 目標調達量 | 19,691万kW | 18,997万kW | 約694万kW増 |
| Net CONE | 20,911円/kW | 10,075円/kW | 10,836円/kW増 |
| 上限価格 | 31,366.5円/kW | ― | Net CONEの1.5倍 |
| 追加設備量 | 1,228万kW | 580万kW | 年間停止可能量を1.9か月から2.4か月へ見直し |
目標調達量の算定には、最新の供給信頼度評価諸元を反映した。偶発的需給変動対応と厳気象対応は算定年度ごとに最新データで見直し、今回の目標停電量(EUE)は0.044kWh/kW・年である。Net CONEは2025年2月公表の発電コスト検証WGの数値など最新の経済指標を用いて算定した。
約定処理では、目標調達量とは別に、FIT電源等の期待容量など合計2,851万kWに、応札後の確認による加算αを加え、該当する控除βを差し引く。追加オークションで調達予定としていたH3需要の2%分は、メインオークションで全量を調達する整理となり、今回の加算量は0万kWである。洋上風力ゼロプレミアム案件は需要曲線作成時点ではFIT等期待容量に含め、応札された場合にその期待容量から事後控除する。
原案は電力安定供給WGで審議予定であり、その後、国の関連審議会等の意見を踏まえて広域機関が需要曲線を決定する。需要曲線および作成要領は、2026年7月末頃に広域機関ウェブサイト等で公表予定である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「2026年度メインオークションにおける需用曲線の原案について:対象実需給年度:2030年度」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/youryou_kentoukai/)をもとに当社作成
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2026年度メインオークションの需要曲線原案では、指標価格(Net CONE)が**20,911円/kW**、上限価格が**31,366.5円/kW**と算定された [DOC:dc5ae962-8b4f-4b58-975a-213e09059bb3]。前年度(2025年度メインオークション)はNet CONE **10,075円/kW**、上限価格 **15,112.5円/kW** であり [DOC:93928121-b16d-46a9-b6db-4c842c84769f]、需要曲線の価格軸が実質的に倍になった。
火力電源の休廃止は、もはや「将来の供給力不足リスク」ではなく、足元の調達コストと需給運用に現れている事象である。2026年度夏季の東京エリアでは8月の予備率見通しが0.9%にまで低下し、120万kWの追加供給力公募が実施された [DOC:04141b99-b33c-4e9e-9ad0-70876a34b77b]。一方で容量市場の指標価格(Net CONE)は2年で約2.1倍に上昇しており、供給力を「維持する費用」が制度を通じて可視化されつつある。
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