低圧リソースのベースラインについて、国内の標準ベースライン以外の実用例はヒアリング対象では確認されず、事業者によってはベースライン評価自体を行っていない。標準のHigh 4 of 5は業務・産業需要家を想定した方法であり、低圧需要家での精度は明らかでない。群単位と個別単位の双方を検討しつつ、事前に決まり、簡便で説明しやすい方法が求められている。これは事業者の要望であり、決定事項ではない。
米国(MISO、PJM、CAISO)、英国、仏国、豪州の卸電力市場等を調査した結果、多くの地域で統計的推計負荷が複数利用可能であり、10日間平均(10 in 10)は広く採用されていた。低圧・家庭向けとして明示された例はCAISOのHighest 5 in 10が中心で、他地域では家庭・低圧向けの専用設定は確認されなかった。
| 分析候補 | 海外での採用状況・特徴 |
|---|---|
| 10 in 10/10日間平均 | 5地域で採用。外部パラメータなしで一意に算出できる |
| 7 day types(3日平均)/4週間平均 | 2地域で採用。曜日等で区分する方式 |
| High 4 of 5 | PJMで採用され、国内標準方式でもある |
| Highest 5 in 10、中央値方式 | 各1地域で採用。Highest 5 in 10はCAISOの家庭向け |
| Match Day、Weather Matching、Control Group | 各1地域。類似日・気温・対照群を使い、事前確定やデータ準備に課題がある |
分析対象の優先順位は、公平性・簡便性・事前性と国内外の活用状況をもとに整理された。最優先群は10 in 10、7 day types/4週間平均、High 4 of 5である。Highest 5 in 10と10日間中央値は中~高、4週間中央値は中、Match Day・Weather Matching・Control Groupは低と評価された。低評価の方式は、ベースラインが事前に決まりにくいことや、外部データ・個別設定を要することが理由に含まれる。
国内で方式間の正確性を体系的に比較した分析はなく、正確性による候補の絞り込みは困難である。したがって、優先順位は分析対象を選ぶための評価であり、低圧向けの採用方式や制度変更を決定したものではない。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「国内での低圧ベースラインに関する現状(ヒアリング調査): DR事業者へのヒアリング」(経済産業省)(https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/jisedai_bunsan/index.html)をもとに当社作成
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