需給調整市場の前日取引化・30分化で何が変わったか——2026年度の応札不足と収益機会の現在地
2026年3月14日受渡分から全商品が前日取引・30分ブロックへ移行した。先行した三次②では募集量が約25%減・応札量が約52%増。ただし2026年度も応札不足は残り、上限価格は15.00円/ΔkW・30分へ引下げ。単価より稼働コマ数で稼ぐ設計への転換が必要である。
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蓄電池、FIP、容量市場、GX、系統混雑。「誰の、どの判断に効くのか」まで整理したナレッジです。
2026年3月14日受渡分から全商品が前日取引・30分ブロックへ移行した。先行した三次②では募集量が約25%減・応札量が約52%増。ただし2026年度も応札不足は残り、上限価格は15.00円/ΔkW・30分へ引下げ。単価より稼働コマ数で稼ぐ設計への転換が必要である。
バランシンググループ(BG)とは、複数の小売電気事業者や発電事業者が集まり、需要と供給の計画を一つのまとまりとして届け出て、計画と実績のずれ(インバランス)をまとめて精算する枠組みです。代表契約者が一般送配電事業者との窓口となり、グループ全体で計画値同時同量を達成することで、事業者ごとの過不足を相殺します。インバランス料金は実需給時の電気の価値を反映する価格シグナルと位置づけられています。
再エネ出力制御は「下げ調整力が尽きた時、優先給電ルールに沿って前日計画段階で実施される最後の需給調整手段」である。制御量を左右するのは自社の発電性能ではなく、遠隔制御への対応可否と連系線・揚水の運用条件であり、オンライン化は制御量低減効果が明らかとされている。
補正インバランス料金の上限(C値)を200円/kWhから300円/kWhへ引き上げる見直しは制度として確定しているが、その適用開始時期は2026年4月から2026年10月への変更案が審議会に示された段階にある。
デマンドレスポンス(DR)をめぐる制度設計は、この2〜3年で「市場に参加できるかどうか」から「どの計測点で、どの粒度で調整力を評価するか」へと論点が移っている。2026年度は低圧リソースの需給調整市場参入と機器個別計測の開始が予定された年度であり、同時にインバランス料金のC値・D値見直しが効き始める年度でもある。本稿は、この転換が事業者の投資判断にどう効くかを整理する。
2026年3月14日受渡分から、需給調整市場は全商品が前日取引化され、入札単位時間が30分に移行した(開始済み)。同じ2026年度には、低圧リソースの市場参入と機器個別計測の制度も立ち上がる。参入の間口が広がる一方で、複合商品の約定単価は前日化直後に半減しており、「参入できること」と「稼げること」が別問題になりつつある。
需給調整市場は2026年3月14日受渡分から全商品が前日取引・30分単位に移行し、二次調整力②を含む一次〜三次①は「複合市場」として一括で約定される仕組みに変わった(開始済み)。商品単体の要件だけを見て応札可否を判断すると、実際の約定量・約定単価の決まり方を読み違える構造になっている。
2026年3月14日受渡分から、需給調整市場の全商品が前日取引・30分コマに移行した(開始済み)。移行直後の1週間では、複合市場の平均約定単価が東京で4.91円/kW30分から2.31円へ、中部で3.49円から1.89円へ低下している。「応札しやすくなる制度改正」は、同時に「ΔkW単価が下がる制度改正」でもある。