この回のダイジェスト
三次②の検証結果と2026年度の算定案を示し、機器個別計測の受入案を具体化した回である。
この回で示されたこと
- 2025年度4~10月の三次②必要量は全国平均で約35%のコマが不足したが、二次②・三次①、余力活用電源、広域需給調整で対応し、再エネ予測誤差に起因する安定供給上の問題は確認されなかった。必要量の作成方法を妥当と評価する案が示された。資料4
- 2026年度の三次②必要量テーブルは、至近3か年のデータを使い、系統規模に対する格差1%以上を特異値補正する案である。年間必要量は89.7億ΔkWhと推定され、2025年度推定値から4.2億ΔkWh(4.5%)減る見通しである。資料4
- 2026年度から、複合商品の必要量に応じて三次②からの控除量を切り替える予定である。広域予備率が閾値以上なら1σ相当、未満なら3σ相当とし、2025年実績ベースの追加低減試算は3.5億ΔkWh(3.8%)である。資料4
- 機器点が特別高圧のリソースは、次世代スマートメーター設置や制度・託送システム改修が整ったエリアから、2027年度以降に順次受け入れる案である。機器点容量1,000kW以上の発電リソースは既存のリスト・パターンを使い、簡易指令システムで受け入れ、参入可能容量を10万kW未満とする案が示された。資料2
- 2026年度の複合市場商品(一次~三次①)の必要量算定について、30分コマと前後3コマの実績を用い、従来の3時間ブロック必要量を上限とする組み合わせ算定案が示された。試算では年間必要量331億ΔkWh、最大必要量831MWで、ブロック単位方式よりそれぞれ約3.4%、約0.9%低い。資料6
- 一次調整力は、タイムスタンプ等でデータの信頼性を確保し、一般送配電事業者へ連携できる場合、次世代スマートメーター設置前の暫定導入を認める案が示された。開始には取引規程の改定などが必要である。資料2
前回からの変化
- 信頼区間幅予測と信頼度階級予測を併用する新手法は、前回の中部1エリアの試算段階から、一般送配電事業者と実運用に即したデータで検証を進める段階として説明された。必要量の小さい方を採用し、現行手法を上限とする案は継続している。資料4
- 機器点特高リソースの受入時期は前回の「早くても2027年度以降」から、次世代スマートメーター設置、ガイドライン・託送BP改定、託送システム改修が整ったエリアから順次受け入れる案へ具体化した。1,000kW以上の発電リソースについても、リスト・パターンと簡易指令システムを用いる方向、参入可能容量を10万kW未満とする案が示された。資料2
- 複合商品等の1σ・3σ切替閾値を翌々日計画の広域予備率10%とする前回提案を前提に、三次②必要量からの控除量を切り替える2026年度運用の追加低減効果が、3.5億ΔkWh(3.8%)と試算された。資料4
- 前日取引化後の複合商品必要量算定について、前回の必要量区分・閾値の整理に加え、対象コマと前後3コマを使いブロック必要量を上限とする組み合わせ算定案が示された。市場取引への適用は2026年3月14日受渡分からの予定である。資料6
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
- 1
三次調整力②に関する2023年度事後検証 および2024年度事前評価について
- 本資料は、三次調整力②に関する2023年度の事後検証と2024年度の事前評価をまとめたものである。 - 2023年度の検証では、全国平均で不足コマ割合が23%、充足コマ割合が63%であることが確認された。 - 2024年度の事前評価では、アンサンブル予報の導入により年間募集量が26%低減される見込みである。 - 今後は、調達方法の効率化や再エネ予測精度の向上に向けた取り組みが必要である。
- 2
需給調整市場における機器個別計測の詳細検討について
- 機器点特高は、次世代スマメ設置と各種改定・託送システム改修が整ったエリアから、2027年度以降に順次受け入れる案である。 - 機器点1,000kW以上の発電リソースはリスト・パターン(簡易指令システム)で受け入れ、参入可能容量を10万kW未満とする方向が妥当と整理された。対象電源種別は引き続き検討される。 - 受電点で余力活用契約を締結しているリソースは、電源種別にかかわらず機器個別計測の対象外とする案である。 - 一次調整力は、改ざん防止等で信頼性を確保したデータ連携を条件に、次世代スマメ設置前の暫定導入を認める案であり、取引規程改定後に各社の対応を踏まえて開始する。
- 3
2025年度上期三次調整力②の必要量に係る事後検証の結果について
- 2025年度4~10月は、三次②必要量を予測誤差が上回るコマが各社で約16~46%あったが、二次②・三次①、余力活用電源、広域需給調整を含めて対応し、大幅な周波数低下等は報告されていない。 - 事前確保した調整力で対応できた割合は、北海道94.1%、東北97.6%、東京98.4%、中部約98%であり、残余の一部は余力活用電源の余力に依存した。 - 前年度比の必要量は各社で約6~59%減少し、気象信頼度手法や30分化でも低減効果が確認された。比較条件は会社ごとに異なる。 - 1σ信頼度ランク情報の効果は10月時点で従来手法と同程度であり、下期以降も確認する。各社は予測精度と必要量・調達精度の改善を継続する方針である。
- 4
三次調整力②必要量に関する2025年度事後検証および2026年度事前評価について
- 2025年度は必要量が前年度比28.5億ΔkWh(31.2%)減り、不足コマは約35%だったが、他の調整力等で対応でき、安定供給上の問題は確認されなかった。 - 2026年度テーブルは、母集団データを3か年分、特異値補正を格差1%以上とする案である。年間必要量は89.7億ΔkWh、前年比4.5%減の見通しである。 - 2026年度から複合商品の必要量に応じた控除量の使い分けを開始予定で、試算上3.5億ΔkWhの追加低減が見込まれる。 - 将来に向け、現行の信頼度階級予測とNEDO開発の信頼区間幅予測を併用する新手法を、実運用データで検証する方針である。
- 5
[2024年度の需給調整市場全面運開に向けた対応の方向性について]
- 2024年度から需給調整市場が全面運開し、一次・二次①・②の取引が開始される予定である。 - 調整力公募は2024年度から廃止され、従来の電源Iが需給調整市場に応札される。 - 複合入札の提案や余力活用の仕組みが導入されることが検討されている。 - 応札不足が課題とされており、安定供給の維持に向けた特別な対応が求められている。
- 6
2026年度以降の調整力必要量について(複合市場商品:二次〜三次(1))
- 2026年度から一次~三次①は前日・30分コマ取引へ移行し、必要量の算定方法も見直す提案である。 - 算定案は、対象コマと前後3コマの実績で算定し、従来の3時間ブロック必要量を上限とする組み合わせ方式である。 - 2024年度実績による試算では、複合商品の年間必要量は全国331億ΔkWh、最大必要量の全国平均は831MWとなり、従来方式より抑制された。 - 実際の2026年度必要量は2025年度実績から算出し、取引変更は2026年3月14日受渡分から適用予定である。
要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
需給調整市場検討小委員会
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