ENEOS Powerは、北海道エリアの需給調整市場で一次調整力を応札する蓄電池事業者として、2026年度の揚水随意契約の方向を慎重に検討するよう求めている。資料の結論は提案であり、契約の継続・解消は決定されていない。
北海道エリアの週間商品市場は全国9エリア中7番目の規模で、最大の東京エリアの約5分の1〜6分の1である。一次と二次①は広域調達できず、エリア内の電源や制度変更による影響を受けやすい。
| 論点 | 資料が示す判断材料・ENEOS Powerの見解 |
|---|---|
| 応札不足 | 現在は不足していない。揚水の週間運用では先の電気価値が不透明で、並列要件や水位・ポンプ運用の制約から応札しにくいが、2026年度予定の前日取引化で不確実性が軽減し、随意契約前の市場環境に戻るだけと同社はみる。 |
| 調達コスト | 随意契約単価は市場単価より安価。前日取引化で週間取引に伴うリスクが小さくなれば、随意契約単価と市場応札単価の乖離が縮まり、契約解消による総調達コストへの影響は大きくないと同社は見込む。資料掲載の実績では、随意契約後の契約単価は3.8円/ΔkW・h、市場単価は11.6円/ΔkW・hである。 |
| 参加機会 | 随意契約は複合商品基準で全体の6〜7割程度を占めるとの整理で導入された。一方、一次の募集量は約10分の1となり落札件数も減少、複合商品でも応札電源の増加に対して落札件数が減っており、蓄電池を含む電源の参加機会を狭めていると同社は指摘する。 |
事務局の過去の評価では、他エリアから高速調整力を調達しにくい北海道で揚水の調整力を事前確保することは安定供給に有用であり、随意契約量を確保しつつ市場募集量も残すことで参加機会は一定程度確保されるとして、契約を認める考えが示された。契約価格、相対交渉、事後精算額などは引き続き事後監視し、会合へ報告する方針も記載されている。
ENEOS Powerは、公平で透明性の高い市場で各電源が競争することが市場の発展と調達コスト低減につながるとして、来年度の契約のあり方を慎重に検討するよう提案する。契約を継続する場合には、公平性の観点から、揚水事業者だけでなく全事業者に同等の契約交渉機会を設けることも求めている。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「北海道電力エリアにおける需給調整市場について」(電力・ガス取引監視等委員会)(https://www.egc.meti.go.jp/activity/index_systemsurveillance.html)をもとに当社作成
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