本資料は、再エネの出力増加で混雑が生じる配電用変電所を対象に、蓄電池などの分散型エネルギーリソース(DER)を充電等で動かす「上げDR」により、変電所の容量超過を避け、再エネの出力制御回避につなげる技術開発の進捗報告である。2024年度に実系統で効果を検証する計画であり、実証結果や標準業務フローの確立はこれからである。
システムは、送配電事業者の指令、DERフレキシビリティの募集・約定と指令伝達を担うプラットフォーム、アグリゲーターによるDER制御の3要素で構成する。送配電事業者が系統・気象データから混雑を予測し、必要な制御量を算出して指令を送り、DERの充電で逆潮流を吸収する流れである。
最終年度は実系統でDERを制御し、混雑緩和が可能かをフィールド試験で検証する。募集・応札・マッチング、約定、制御量算定、DER制御を試験範囲とし、登録から精算までの標準的な業務フロー、運用課題、DER・アグリゲーターとの通信方式を整理して、システム要求仕様をとりまとめる計画である。
ユースケースは12件を整理済みで、PV出力増加時の蓄電池充電、募集要件や制御指令の時間設定の違い、落札量と制御量の差、複数リソースへの制御量配分、蓄電池のSoC不足による応動不足などを検証する予定である。
東京電力パワーグリッドは2023年8月から、実証対象系統(関谷変電所1号変圧器系統)で、新規接続する系統用蓄電池について、変電設備の容量を逼迫させない運用制約への同意等を前提に、変電設備を増強せず接続する試行を実施している。これは実証に向けた試行的取組であり、将来、配電系統の増強やDERフレキシビリティ活用のルールが整備された場合は、試行接続の蓄電池もそのルールに従うことが望ましいとされる。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「NEDO電力系統の混雑緩和のための 分散型エネルギー・リソース制御技術開発 (FLEX DER)事業の進捗報告」(経済産業省)(https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/jisedai_bunsan/index.html)をもとに当社作成
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