事務局は、2024年度ガス託送収支の事後評価でストックまたはフロー管理基準を超過した事業者のうち、値下げ届出を行った6社をフォローアップした。届出内容を確認した範囲では、いずれの新料金にも問題は認められず、更なる値下げを要請する必要はないとの整理である。これは資料に示された事務局の評価であり、会合での決定事項とは記されていない。
| 対象と基準 | 確認された内容 |
|---|---|
| ストック基準超過:旭川ガス(江別地区)、久留米ガス | 総括原価方式で料金を再算定。想定需要量・原価の根拠、超過利潤の算定、内部留保等を確認 |
| フロー基準超過:久留米、水島瓦斯、大分瓦斯、東北天然ガス、エナジー宇宙(真岡) | 需要量・原価の想定が過去実績、2025年度見込み、今後の需要・費用見通しを踏まえているかを確認。一般ガス導管4社は総括原価方式を確認 |
対象には、事後評価後の監査で託送収支計算書が修正され、乖離率がマイナス5.18%となったエナジー宇宙(真岡エリア)も含む。鈴与商事は値下げ届出済みだが、期日が2026年9月1日のため今回の確認対象外である。
料金適用日は対象6社とも2026年4月1日である。平均単価を示せる5社では、値下げ幅は大分瓦斯の49.92%から久留米ガスの4.93%までである。東北天然ガスは単価・改定率が資料に示されていない。
| 事業者 | 平均単価の改定前→改定後(円/m³) | 改定率 |
|---|---|---|
| 旭川ガス(江別地区) | 62.68 → 60.40 | ▲3.64% |
| 久留米ガス | 28.22 → 26.83 | ▲4.93% |
| 水島瓦斯 | 15.43 → 13.15 | ▲14.78% |
| 大分瓦斯 | 26.16 → 13.10 | ▲49.92% |
| エナジー宇宙(真岡) | 68.50 → 63.52 | ▲7.27% |
ストック基準超過の2社は、いずれも内部留保相当額がマイナスであり、正の内部留保等をレートベースから控除する状況ではなかった。超過利潤累積の主因として、旭川ガスでは宅地造成等による小口需要の増加と想定を上回る販売量、久留米ガスではJR久留米駅再開発の遅延による投資・減価償却費の未発生が確認された。
需要量・費用の想定には個社ごとの根拠が示されている。たとえば旭川ガスは宅地造成や新規大口需要、久留米ガスは駅前再開発や製造業の燃料転換を需要増の要因とし、大分瓦斯は大口需要家の燃料転換・新規供給を見込む。各社の改定率や想定の方向は同一ではなく、個別の届出確認に基づく評価である。
事務局は、今回の確認で改定が妥当とは言い切れない事業者があれば、2026年度中に需要量・費用の実績を自ら評価し、想定と乖離する場合は2027年度の事業開始までに合理的な値下げをするよう要請する方針を示した。一方、最終まとめでは6社の新料金に問題は認められないとしており、更なる値下げ要請は不要との評価である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「ガス導管事業者の「2024年度託送収支」の事後評価について」(電力・ガス取引監視等委員会)(https://www.egc.meti.go.jp/activity/index_electricity.html)をもとに当社作成
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