第5回グリッドコード検討会では、短期検討中の個別技術要件を議論し、一定の認識を共有できた要件は検討を一旦完了して2021年度後半の総合評価で最終結論を出す進め方が提案されている。出力抑制と早期再並列は第5回で再審議し、蓄電設備の充電停止は欧米調査と需要家設備の整理を経て第6回に再審議する。技術要件の決定そのものは総合評価まで未了である。
| 論点 | 第5回時点の扱い |
|---|---|
| 発電出力の抑制 | 10kW未満の太陽光について、逆潮流なし制御が可能な設備を対象外とすることや、準備・周知期間、改定案の見直しを含め再検討する。 |
| 発電設備の早期再並列 | 対象電源種・構成・容量、要件化の要否やインセンティブを再検討する。 |
| 蓄電設備の充電停止 | 欧米状況と需要家設備の扱いを整理し、第6回で再審議する。 |
| 系統安定化・事故電流情報 | 国内の状況を踏まえ、適用範囲と要求情報を再整理して総合評価で結論を出す。 |
| 慣性力情報 | 個別検討は一旦完了し、総合評価で最終結論を出す。 |
10kW未満の太陽光を含む出力抑制には、逆潮流がない場合まで自家消費分を制御する可能性、連系点での制御、機器開発・認証、利用者への周知に要する期間が論点となった。業界側は準備期間や移行措置を求め、事務局はこれらの意見と系統連系技術要件改定案を含めて再検討する方針である。
系統安定化情報は、将来の電源構成変化を見据えた継続的な見直しと、必要時に速やかに規程へ反映することが論点である。一方、高低圧電源の影響や必要情報が現時点で明確でないため、既存の接続検討・申込情報を電圧階級別に整理し、追加で求める情報を明確化する。慣性力についても、オンライン監視環境や疑似慣性の知見が課題として示されたが、最終判断は総合評価に残る。
欧州RfG各国展開と米国規程の調査では、検討会が短期・中長期の対象として抽出した要件に大きな漏れはないと整理された。各国で設定値や協議方法には違いがあり、次の共通点が報告された。
中長期要件は、近い将来の必要性が明確でないもの、または技術検討が続くものを中心に、電源構成や状況変化に応じて対象を見直す方針である。対象には最低出力の更なる引下げ、太陽光への出力増加速度上限の適用、RoCoF、疑似慣性、事故電流供給、動的無効電流制御、PSS、ランプ設定、運転可能周波数上昇側などがある。蓄電設備の充電停止は、需要家設備の扱いや所有者の権利、市場取引を考慮し、国の方針確認後に適用要否を検討する。
短期要件の個別検討は2021年度中を目途に完了し、2021年度後半から要件間の整合性や費用・効果を総合評価する。改定案は上位規程・関係規定との整合を確認したうえで、系統WGへの報告や認可申請へ進む予定である。検討会は第5回以降、進捗に応じて2〜3か月ごとに開催する予定である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「第5回検討会」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/gridcode/)をもとに当社作成
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