この資料は、ハイブリッド給湯機の国内における**デマンドレスポンス(DR)**の現状および諸外国の制度の検討状況を示すことを目的としている。
調査では、ハイブリッド給湯機のDRready要件案について議論するため、ハイブリッド給湯機メーカーに対して以下の項目についてヒアリングを行った。
ヒアリングの結果、DR制御の仕組みには以下の2種類が確認された。
通信には以下のプロトコルが使用される。
ヒアリングから、ハイブリッド給湯機のDRのユースケースは以下の2つに分類される。
経済DR:
インバランス回避:
DRサービス機能の担い手は以下のように分類される。
| DRサービス機能の担い手 | 主要構成 |
|---|---|
| ① アグリゲータ | 小売電気事業者 アグリゲータ 機器メーカー 需要家 |
| ② 小売電気事業者兼アグリゲータ | 小売電気事業者兼アグリゲータ 機器メーカー 需要家 |
| ③ 機器メーカー兼アグリゲータ | 小売電気事業者兼アグリゲータ 機器メーカー 需要家 |
| ④ 機器メーカー兼小売電気事業者兼アグリゲータ | 機器メーカー兼小売電気事業者兼アグリゲータ 需要家 |
DRの運用では、以下の4通りの指令が想定される。
| タイミング | DRサービス(アグリゲーター) | 機器メーカーサーバ等 | 機器(ハイブリッド給湯機) |
|---|---|---|---|
| DR可能量 確認 | DR可能量 確認 | DR可能量 確認 | |
| DR指令 送信(前日等) | DR指令 送信 | DR指令 受信 | |
| 沸き上げ時 | 現在の消費電力の確認 送信 | 現在の消費電力の推定値 受信 | 現在の消費電力の確認 受信 |
ヒアリング結果から以下の課題が確認された。
ハイブリッド給湯機は以下の2つの運転モードが確認されている。
2024年度の出荷予定に関する情報は以下の通りである。
| 国 | 位置づけ | 対象機器 |
|---|---|---|
| 米国 | 義務化 | 電気給湯器、ヒートポンプ給湯機、ハイブリッド給湯機 |
| 英国 | 義務化 | ハイブリッドヒートポンプ |
| 豪州 | 義務化に向けた検討 | 電気給湯器、ヒートポンプ給湯機、ハイブリッド給湯機 |
| 欧州 | 義務化に向けた検討 | DR一般、蓄電池、分散電源 |
英国では、政府がハイブリッド給湯機に対するDRready要件を検討している。2021年に発表された「Transitioning to a net zero energy system: Smart Systems and Flexibility Plan」に基づくエネルギー政策の一環である。
| 年 | 内容 |
|---|---|
| 2021 | エネルギー安全保障とネット・ゼロへの移行に向けた政策発表。 |
| 2022 | EV充電器に関するDRready規則が法律として施行。 |
| 2024 | 実装に向けたコンサルテーション。 |
| 2025 | 政府の回答が公表される予定。 |
| 2027 | 規制第一段階施行予定。 |
| 2029 | 規制第二段階施行予定。 |
| 項目 | スマートマンデート要件 |
|---|---|
| 出力調整 | 価格信号や指令に応じた出力の変更 |
| デバイス通信 | 双方向通信機能を備え、状態信号を送信可能 |
| 相互運用性 | スマート機能が失われないこと |
| 安全性 | ユーザーの安全を優先する |
| 通信途絶時機能 | 通信切断でも暖房や給湯機能を維持 |
| 項目 | スマートマンデート要件 |
|---|---|
| ハイブリッドヒートポンプ | DR指令時に代替熱源を利用し熱需要を充足できること |
英国におけるハイブリッドヒートポンプの年間販売台数は増加しているが、依然としてヒートポンプ給湯機には及ばない。2022年の販売台数はハイブリッドヒートポンプが3,300台であり、他の機器と比較すると小規模である。
需要側の系統混雑や電気・ガス料金の構造から、ハイブリッド給湯機の導入に対するマクロなニーズが高まっている。電気からガスへのスムーズな切替えが消費者のコスト削減につながる可能性がある。
ハイブリッド給湯機に関するDRの現状は進展中であり、今後国内外での制度の整備が重要である。特に、データ連携やコスト面における課題が解決されることが期待される。また、英国ではハイブリッド給湯機にDRready要件を義務化することで、フレキシビリティの向上が目指されている。今後の政策展開においてハイブリッド給湯機が重要な役割を果たすことが期待される。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「ハイブリッド給湯機の国内のDRの現状、諸外国における制度の検討状況」(経済産業省)(https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/dr_ready/index.html)をもとに当社作成
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